肌の老化を止める方法

人間の肌は生まれたときから、日々一刻と衰えていきます。

10代、20代では肌年齢に個人差はそれほどあらわれませんが、世代が上がるごとにどんどん肌年齢の差は大きくなります。

シワが目立つ、シミが多い、ハリ・弾力がないなど、その老化のあらわれは人それぞれですが、食い止める方法はあるのでしょうか。

近年、肌の老化のメカニズムを紐解いていくなかで、その防止策が見えてきました。

どうして肌は老化するの?

みなさんは肌の老化が起こるメカニズムをご存知でしょうか。

肌は「表皮・真皮・皮下組織」の3層に分かれていますが、肌の老化のためには「表皮」、「真皮」の働きを確認していきましょう。

肌のいちばん上にある「表皮」とは表面から角質層、そして真皮層との間の基底膜までのこと。

この基底膜に必要な栄養が毛細血管を通して「表皮幹細胞」にスムーズに受け渡され、ハリや弾力のある肌が生まれます。

この栄養分の受け渡しや吸収する力が弱まってしまうとハリや弾力が失われていきます。

一方、「真皮」を構成する真皮層には線維や毛細血管、リンパ管などが詰まっており、表皮層を支えています。

そして、肌に必要な酸素や栄養素を送り込み、いらない老廃物を運び去んでくれます。

真皮層の主な成分にはコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などです。

これらが減少することでも老化現象として肌にあらわれてきます。

肌の生まれ変わりに不可欠なターンオーバー

みなさんも一度は「ターンオーバー」という言葉を耳にしたことがあると思います。

美しい肌を保つためには、上記で説明した「表皮」と「真皮」を生まれ変わらせていくこと重要で、この肌の生まれ変わりのことを「ターンオーバー」といいます。

この ターンオーバーを司っているのが表皮にある「表皮幹細胞」

また、表皮を下から支えている真皮は、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などの力で肌のハリや弾力を維持していますが、真皮には、これらの成分をつくり出す「線維芽細胞」があり、肌のハリや弾力などにとても最も重要な働きを担っています。

これら表皮や真皮の細胞が分裂したり、増殖することでターンオーバーは行われて、私たちの肌は新しく生まれ変わることができます。

このターンオーバーが正常に行われないと、古い角質がはがれずに、肌に残ってしまいます。

そうすると、新しい肌が生成されないのでシミやくすみなどといった老化現象としてあらわれてきます。

また、このターンオーバーは寝ている間にしか行われません。

睡眠不足が続くと肌の調子が悪くなるのはこのためです。

また、私たちの体は約10万種類のタンパク質でできていて、そのすべてのタンパク質は20種類のアミノ酸からつくられています。

そして、タンパク質を構成するアミノ酸の配列のことを遺伝子といい、遺伝情報の最小単位です。

その遺伝情報をもとに体中から集められたアミノ酸を結合することで、私たちの体にはタンパク質がつくり出されます。

タンパク質にはコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチン等の肌を構成するものや、他の細胞に命令を伝達する因子や活性酸素を中和するSOD(抗酸化酵素) なとの酵素も含まれます。

細胞の代謝が悪くなると、角質がはがれにくくなって厚くなり、 シミやくすみなどの老化現象として表面にあらわれてきてしまいます。

肌にとって縁の下の力持ち「ヒアルロン酸」

ターンオーバーが正常に行えるようになれば、肌は本来の状態を維持しようとするので、あとは肌の基礎能力をあげていくことが大切。

そこで重要になってくるのがヒアルロン酸です。

ヒアルロン酸はゼリー状になっていて、水分子を結びつける性質をもち、肌の水分量を調整し、弾力を保持し潤いを保つ働きをします。

肌は「表皮・真皮・皮下組織」の3つの層で構成されていますが、真皮は表皮の約10倍の厚みがあり、多くのヒアルロン酸が含まれています。

そして、そのヒアルロン酸は真皮のコラーゲンやエラスチンなどの主要な構成要素の隙間に存在しており、水分を抱え込む役割を担っているので、真皮のヒアルロン酸が少なくなると水分を保持できず、皮膚の表面が乾燥し、肌のハリもなくなってしまいます。

多くのヒアルロン酸が配合の化粧品が販売されているものが多いのは、このように肌にとってヒアルロン酸が重要な働きを担っているからです。

しかし、ヒアルロン酸配合の化粧品を使っても、ヒアルロン酸の分子が大きいため肌表面から角質層までしか届いていないという事実はご存知でしょうか。

それでもヒアルロン酸配合の化粧品が多いのは、ヒアルロン酸が角質層の水分を抑え込んで塞ぎ、水分の蒸散を防ぐ効果が期待されるているからです。

体内でヒアルロン酸、コラーゲンをつくれる「線維芽細胞」

外から真皮にヒアルロン酸を届けることはできないので、内側でつくれるヒアルロン酸を増やせれば、ハリや弾力を確実にアップさせることができます。

上記でも述べた、真皮にある線維芽細胞では、ヒアルロン酸、コラーゲンやエラスチンなど肌のハリに欠かせない成分をつくり出すことができます。

なのでこの線維芽細胞の働きを活性化させることでヒアルロン酸だけでなくコラーゲン、エラスチンなどを増やして、肌のハリや弾力をアップしていきたいところです。

しかし、この線維芽細胞は年齢を重ねるごとに数が減少したり働きが衰えたりと、不活性化することが解っています。

また紫外線やストレスなどの外的要因などによってもその働きが低下してしまいます。

ですが、ヒアルロン酸を生み出すこの線維芽細胞を活性化させ、その働きを内側からダイレクトに促進する方法が見つかっています。

細胞を活性化させる「ヒト由来幹細胞培養液」

内側から細胞の働きにアプローチして、細胞を活性化させてくれるのものは「ヒト由来幹細胞培養液」といいます。

ヒト由来幹細胞培養液には、500種類以上のタンパク質成分が含まれており、そこにはサイトカインと呼ばれる細胞活性のカギとなる情報伝達物質が豊富に含まれています。

また、化粧品成分として注目度が上昇しているEGFやFGFなどの成長因子(グロースファクター)はサイトカインの一種で、これらの成分が肌の内側へと働きかけ、肌を保護します。潤いや油分のバランスを保ち、健やかな肌を導きます。

ほかの一般的な細胞は培養しても、これほど多くの成分を分泌しないので、幹細胞だけの特徴といえるでしょう。

そんなヒト由来幹細胞培養液の主成分が細胞の働きを高めることにより、新しい細胞をつくることを促進させてくれます。

そして、肌を持続的な活性サイクルに導いてくれるのです。

このように老化を食い止めるには、なによりもターンオーバーを司る「表皮幹細胞」や、ハリや弾力のもとになるコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸をつくる「線維芽細胞」などを活性化させることが欠かせません。

最新のテクノロジーを凝縮した「ヒト由来幹細胞培養液」を使って、不活性化した細胞を呼び覚まし、細胞の働きを高めます。