ヒト由来神経幹細胞は何に役立つ?

ヒト由来幹細胞培養液は、皮膚に必要な栄養素が足りなくなり、損傷を起こしている部分を防止し、皮膚を形成している組織の主要分子である、肌を健やかに保ち、肌内部の潤い・油分のバランスを補い保つ高機能素材です。

ヒト由来幹細胞は、私たちの何に役に立つのでしょうか。

ヒアルロン酸の効果って?

肌細胞でヒアルロン酸は真皮にもともとあるものです。

主に皮膚や軟骨、目、脳、関節液などに多く含まれていて、ゼリー状になっているのが特徴です。

水の分子を結びつける性質をもち、肌や目の水分量を調整し、弾力保持し潤いを保ちます。

人の皮膚は「表皮・真皮・皮下組織」の3つの層に大きく分けられ、なかでも表皮の約10倍の厚みがある真皮は、多くのヒアルロン酸を含んでいます。

ヒアルロン酸は真皮のコラーゲンやエラスチンなどの主要な構成要素の隙間に存在しており、水分を抱え込む役割を持っています。

真皮のヒアルロン酸が少なくなると水分を保持できず、皮膚の表面が乾燥し肌のハリもなくなっていくのです。

皮膚のヒアルロン酸濃度は、およそ40歳後半から下り坂になると言われています。

ヒアルロン酸の量が減ると弾力と潤いが低下し、肌荒れやカサつきの原因にもなります。

化粧品にヒアルロン酸が配合されているものが多いのはこのためです。

また、ヒアルロン酸配合の化粧品でも、分子が大きいため肌表面の角質層までしか届かずに、真皮までは届いていません。

「肌の奥から」とう化粧品のキャッチコピーも耳にしますが、実際は角質層までしか届いていないということになります。

それでもヒアルロン酸配合のコスメが多いのは、ヒアルロン酸が角質層の水分を抑え込んで塞ぎ、水分の蒸散を防ぐ効果が期待されるからです。

水分量を保持する力があるとされているため、乾燥を防ぐ意味でコスメに配合されています。

ヒアルロン酸配合のコスメが多いのは、保湿力による小ジワの予防や改善、肌のバリア機能のサポートなど、美肌のための基本的な役割を担うからなのです。

ヒアルロン酸生成ってどうなっているの?

ヒアルロン酸は、真皮にある線維芽細胞が作り出しています。

線維芽細胞は他にも、コラーゲンやエラスチンなど肌のハリにかかせない成分を作り出しています。

線維芽細胞は組織が損傷した時に大量のコラーゲンを作り出して修復を助けるなど、非常に優れた働きをします。

その線維芽細胞が衰えてしまうと、ヒアルロン酸だけでなくコラーゲン、エラスチンなどの新陳代謝がスムーズに行われなくなってしまい生成も滞ります。

すると、肌のハリや弾力が失われていきます。特にヒアルロン酸が失われると水分が減少するため、シワやたるみの原因になります。

実はこの線維芽細胞は、年齢を重ねるごとに数が減少したり働きが衰えたりすることが解っています。

また紫外線やストレス、化粧品による影響などによってもその働きが低下します。

ヒアルロン酸を生み出すこの「線維芽細胞」の数と、その働きをキープすることがハリのある肌を保つための秘訣ともいえるでしょう。

ヒト由来幹細胞はヒアルロン酸の生成にパワーを発揮

折れ線グラフは、下から説明すると、

  • 何も処理していない試験群 
  • ヒアルロン酸の生産を促進する成長因子 
  • ヒト幹細胞培養液成分ADSC-CM

になります。

①②③それぞれを12/24/36/48時間処理したときの繊維芽細胞のヒアルロン酸生産量を促進したグラフです。

(ヒアルロン酸生成促進効果のグラフ)

グラフから読み取れることは、ヒアルロン酸の発現が大きいのは、③のヒト由来幹細胞培養液成分だということを示しています。

同時にヒアルロン酸の生産を促進する成長因子よりもヒアルロン酸が多く発現することを明らかにしています。

【参考サイト】TGF-βスーパーファミリー | 東京大学大学院 医学系研究科 病因・病理学専攻 分子病理学分野 宮園研究室

ヒアルロン酸の生成に関わるのは、HAS-1, HAS-2, HAS-3 の3つの酵素です。

特に皮膚組織では、HAS-1, HAS-2の酵素が重要な役割を担います。

重要な役割をもつ2つの酵素対してヒト由来幹細胞培養液成分が優れた促進効果をもたらすのです。

言い換えれば、ヒアルロン酸の生成に欠かせない酵素であるHAS-1, HAS-2の促進効果を支える力持ちが、ヒト由来幹細胞培養液成分なのです。

皮膚の正常化を保つために生まれた幹細胞コスメ

ヒト由来幹細胞培養液成分はヒアルロン酸の生成に大きな業績をもたらしていることが分かりました。

ヒト由来幹細胞培養液が作られている幹細胞コスメはどのような効果があるのでしょうか。

幹細胞コスメはこれまでのスキンケアと違い、肌が持つ根本的は原因を解決してくれます。

エイジングケアの代表をしてプラセンタを聞いたことがある人もいるかと思います。

プラセンタは「胎盤」という意味です。

幹細胞培養液成分はプラセンタに入っている成分ととても似ています。

プラセンタも幹細胞同様にヒト由来のものがいいとされています。

動物から抽出したプラセンタは、ウィルス感染や細菌などの異物混入が懸念されるため加熱処理が必要になります。

加熱することで殺菌にはありますが、ホルモンや成長因子などのサイトカインや酵素などが変形し、有効成分としての機能が失われてしまいます。

ヒトプラセンタは、医療用にしか認められていないため、美容目的で使用する場合、保険適用はされません。

変わってヒト由来幹細胞培養液は、人の細胞を活性化する成長因子が豊富に含まれているため、化粧品としても手軽に利用することができます。

加熱処理をしなくても、肌に良質な成長因子を破壊しないので、多くの分野で応用されつつあります。

美容クリニックで行われている「再生美容」

クリニックでは、再生医療の技術を応用したヒト由来幹細胞培養液を使った施術が行われています。

人が本来持っている自己再生能力に着目した再生美容セラピー(アンチエイジング再生美容)では、幹細胞や線維芽細胞の活性化や再生を目的に施述が行われています。

具体的には、自分の血液から採取した血小板に含まれる成長因子(グロースファクター)を肌に注入することでシワやたるみを改善したり、自分の皮膚から採取した線維芽細胞や、脂肪から採取した脂肪由来幹細胞を培養したりして再び肌に注入・補充することで、肌そのものを若返らせる、根本的な再生美容が行われています。

ヒト由来幹細胞培養液が、どれだけ人に役にたつか、お分かりいただけましたでしょうか。

現在は医療や美容の分野で注目を浴びている細胞です。

医療や美容の分野で研究に研究を重ねた結果、ようやく私たちの手の届くところにやってきました。

再生美容は現在ではエステや化粧品にも応用されています。
ヒト由来幹細胞培養液には500種類以上のタンパク質成分とともに、サイトカインの細胞活性のカギとなる情報伝達物質が豊富に含まれています。

高いエイジングケア効果が期待されるため、女性であれば、聞いただけでもほしくなる培養液です。

ヒト由来幹細胞培養液を使用しているクリニックがあったら一度試してみたいものですね。