子供に何か習い事を始めようかな、と考えた時に、候補として上がるものの1つに習字教室があります。
習字教室は、数ある習い事の中で、長年人気があり、昔から親しまれている習い事です。
スマホやパソコンが普及している現代でも習っている人が多く、子供から大人まで字を綺麗に書くことを意識している人が多いことがわかります。
習字教室は、他の習い事と比べて月謝が比較的安く、習い事として始めやすいことと、字を綺麗に書けたらいいなと思う人が多く、
字が綺麗に書けることは一生使えることなどの理由から、習い事として始めることが多いようです。
習字教室(書き方教室)って子供なら何歳からがおすすめ?
では実際に、習字教室を習い事として始めるには、何歳頃からが良いでしょうか?
早い人は3歳前後から始める人もいます。
まだ字をしっかり学ぶ前に、字の基礎を学びながら、正しくバランスよく書けるように早めに始めたほうがいいのでは、と考えると早い方がいいかもしれません。
実際に習い始める年齢で1番多いのは、小学生からのようです。
入学してしっかりと字の基礎を学び始めるため、その頃に正しくバランスの良い字を書けるように習い始めたり、
習字の授業が始まる小学3年生頃に合わせて、などその前後で習い始める人が多い傾向です。
習字教室では主に筆を使い、お手本を見ながら繰り返し書く練習をするので、
習字の授業が始まる前後に、習い事として意識し始める人が多いようです。
習字は、姿勢良く座って、お手本を見ながら1文字ずつ何回も繰り返し書く練習をするため、ある程度の集中力が必要です。
書けたら先生の指導を受けてまた練習するというのを繰り返します。
習字には、鉛筆を使う硬筆と、墨と筆を使う毛筆があります。
鉛筆は普段から使っているのですぐできると思いますが、筆と墨は慣れるまでは少し時間がかかるかもしれません。
毛筆は、硬筆と違い、間違えたりした場合に消してもう1度書くということが出来ないため、集中して書く必要があります。
習字を習い始める目安として、
・鉛筆や筆を持てる
・ある程度ひらがなの読み書きが出来る
・ある程度集中して、字を書くことを繰り返し、練習することが出来る
・きちんと座って先生の指導を聞く事が出来る
これらが出来るようになる頃に始めるとスムーズにスタートできるんではないでしょうか。
年少〜年長の頃に字に親しみ、小学校入学後にひらがななどをしっかり勉強するので、個人差はありますが、字の基礎を学びながら綺麗に書けるようになるのは、やはり小学校入学前後の子が多いです。
目安として、習字を習い始めるのは小学校入学前後から小学校低学年頃がおすすめです。
3歳頃など、早めに始めたい場合は教室や先生によって、習い始める年齢の基準等あると思いますので、気になった教室があれば、事前に先生に確認すると良いと思います。
書道がもたらす効果
書道がもたらす良い効果はたくさんあります。
・正しい筆順で、はね、とめ、はらいなどを学び、整った美しい字が書けるようになる。
・字を覚える
・集中力が鍛えられる
・姿勢良く字が書ける
・挨拶などの礼儀作法が身につく
・字が綺麗に書けることで自信につながる
・先生からの指導を聞いて繰り返し練習することで忍耐力がつく
パソコンや、スマホが普及し、あまり字を書かなくなりましたが、全く字を書かないわけではありません。
字を書くことは一生使うことです。
特に子供のうちは、たくさん字を書いていろいろな事を学びます。
字を綺麗に書けるようになると、自分も他の人も、読みやすく見やすくなり、良い印象になります。
字の間違いも減り、字への関心も深まります。
字を正しく理解し、バランス良く美しく書けることは強みになり、自信に繋がります。
また、先生の指導を受けて、何回も繰り返し練習して向上していく事で、諦めない心と、粘り強くやり遂げる力も付くでしょう。
また、学校の習字の時間も自信を持って取り組めるようになると思います。
大人になっても、字が綺麗だと信頼されたり、それだけで良い印象を与えます。
書道は大人になっても価値があるものです。
習字教室(書き方教室)の習い事、やめどきはいつ?
良い効果がたくさんある習字教室ですが、他の習い事と同様に、やめどきはいつにしようか悩みますよね…
もちろんお子さんが、「楽しい!ずっと続けたい!」と言えばずっと続けてもいいと思います。
しかし、多くのお子さんが習い事に対してずっと前向きで、頑張って続けていくのは難しいでしょう。
習字は、個人差が大きく、習っていてもみんな同じように上達するわけではありません。
それぞれ少しずつ上達していきますが、
スタートが同じでも上達に差があるため、続けていくモチベーションを保つのが難しい習い事でもあります。
先に習っていても、後から習い始めた子がどんどん上達するというのも珍しくありません。
思うように上達せず、周りの人達の上達具合に差を感じて自信をなくしてしまったり、なかなか昇級、昇段できずに嫌になってしまったり、やる気を継続するのが難しいです。
習字を習うことを決めたら、ある程度目標やゴールを決めるといいかもしれません。
例えば、
・◯歳になったら
・◯年生になったら
・進級したら
・◯級、◯段になったら
・とりあえず1年は続ける
など。
習い始めてからの様子で、お子さんと話し合ってもいいですね。
習字は、ある程度続けたほうが上達すると思います。
ですが、教室の雰囲気や、先生との相性、一緒に習っている友達など、いろいろなことで続けるのが困難になる場合があります。
習字に限らず、習い事は、子供が途中で「辞めたい」「嫌だ」と言うことは珍しいことではないです。
その時は、なぜ辞めたいのか、これからどうしたいかを必ず話し合い、教室の先生とも相談して今後を決めると良いと思います。
大切なのは他の子と比べずに、子供本人のそれまでの頑張りを尊重することです。
その子なりに少しずつ上達していって、学んだことはあるはずです。
辞めどきは親子で話し合い、お互い納得した上で辞められるると良いですね。
まとめ
習字は習っても意味ないんじゃないか?
と思う方もいると思います。
現代は、パソコン、スマホ社会で、字はキーボードを打てば出る便利な時代になりました。
大人は特に字を書く機会が減ったと思います。
しかし、字を書くということが全くなくなったわけではありません。
自分の字がもう少し綺麗に書けたらなぁと思う時もあると思います。
特に人前で字を書く時に、自分の字が気になったりする方は多いんじゃないでしょうか?
大人のペン字の講座が長年人気なのも、大人になっても字を綺麗に書きたい、学びたい人が多いことが伺えます。
子供のうちに正しく字を学び、バランスの良い美しい字が書けるようになることは、勉強していく中での字の間違いなども減り、本人の自信にも繋がります。
これからいろいろな事を学び始めて、たくさんの字に触れる子供だからこそ、習字は効果的といえます。
小学校では授業に習字があり、長期休みの時に書き初めの宿題が出たり、習字に触れる機会は多いです。
字のとめ、はね、はらい、を意識して正しく書けることは、日常においても、日々の勉強や試験の時もとても重要なことです。
習字は習っておくとメリットが大きい習い事ですので、ぜひお子さんと一緒に検討してみて下さい。
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