来年度に向けての幼稚園受験が始まってくる季節ではないでしょうか。お子さまが幼稚園受験を控えていると、何かと不安なことや気になることが増えてきますよね。
実際に幼稚園教諭の免許を持っている私にも初めて幼稚園受験を経験する複数の友人から質問や「・・・が不安なの~」と言った連絡が日々届いています。
その中でも、「どんな服装で行くべき?」と服装に対する質問が多々ありました。
確かに受験当日の服装は大きなポイントの一つですよね。
幼稚園受験では、子どもたちが持つべき力を発揮できることが重要ですが、当日に「行動観察」が行われることが多くあります。
「行動観察」とは子どもを自由に遊ばせて、基本的な生活週間をチェックするケースが一般的です。
他の子どもたちとどのように関われるのかを確認されることが多いでしょう。
自由に遊ばせることの多い、行動観察も含めてどんな服装が幼稚園受験に適しているのでしょうか?
今回は女の子のための、幼稚園受験に適した服装のポイントを紹介します。
お子さまが自信をもって笑顔で受験に臨めるよう、ぜひ参考にしてみてください。
【幼稚園受験をする女の子の服装はなにを着せたら良い?】
お子さまが自信をもって笑顔で受験に臨めることが重要ですが、「受験」ですので軽装で臨む訳にはいきません。
服装の基本は「シンプル+清潔感」です。
基本にそってどのような服装が望ましいのか紹介していきます。
〈幼稚園受験の女の子の服装は?〉
一般的に、ワンピースやブラウスを着ることが多いです。
カラーは紺や黒、グレーなどシンプルな色を選ぶことが基本です。
【例】・白いブラウス、白いポロシャツ
・ジャケットやボレロ
・ジャンパースカートまたはワンピース、キュロット
・白か紺の靴下
・革靴(ローファー)
ブラウスは白の無地を選ぶと無難です。
ジャケットやジャンパースカートは黒か紺、グレーなど落ち着いた色を持ってくるようにしましょう。
派手な色柄物を避け、無地やワンポイントが入っている程度のものを選びましょう。
靴下も同様、白や紺、黒のもの、靴は黒や茶色の革靴(ローファー)が良いと思います。
行動観察がある場合は、ワンピースですと行動が制限されてしまうので、ポロシャツなど襟のあるトップスに、キュロットパンツなど動きやすく、見た目もシンプルなものがおすすめです。
行動観察のため幼稚園側から「動きやすい服装」と指定されることもあると思いますが、動きやすいからと言って普段着のようなカジュアルすぎる服装は受験には適していません。
あくまでもフォーマルな範囲で動きやすい服装を心がけましょう。
カラーも黒や紺、グレー、白といったシンプルなものを選択することをおすすめします。
ここで忘れてはいけないのが《室内履き》です。
面接は室内で行われることがほとんどです。
服装や外靴を用意して安心してしまい、つい室内履きを忘れてしまったという話を何度か耳にしました。
いくら服装が整っていても、面接の時、靴下では清潔感が損なわれたり、忘れ物をしてしまうというネガティブな印象を与えてしまうことになりかねません。
お子さまの室内履きは白い無地が基本。
外用の運動靴ではなく、室内用のシンプルなデザインの靴を選ぶようにしてください。
〈幼稚園受験の女の子の服装を選ぶポイント〉
1⃣大切なのは清潔感!
当日は清潔感が印象を左右します。
洗濯をし必要に応じてクリーニングに出すなど汚れがないことを確認しましょう。
シミやシワなどは印象を悪くしてしまいます。
前日までにきちんと整えておくこと、当日の最終チェックも忘れずに!
また、あまりにも早く準備したがゆえに、サイズが・・・なんてことはないように!
大きすぎても印象はよくないですし、当日にお子さまがベストな状態で着られるように準備
しておきましょう。
2⃣シンプルで上品なデザインを
印象に残りたいからと言って派手な柄や装飾は禁物です!
シンプルで上品なデザインの服を選びましょう。シンプルや淡い色合い、控えめな柄が好印象です。
紺や黒、グレー、白など落ち着いた色でまとめるのがおすすめです。
3⃣動きやすい服装で
お子さまは元気がイチバン!元気いっぱい動き回れるように動きやすさも重要です。
パンツやスカートに加え、靴の歩きやすく脱ぎ履きしやすいモノを用意するようにしてください。
また、慣れていない服を着ると、緊張感を増してしまうことに繋がります。
普段できることができなかったり、うまく話せなくなるということも考えられるため、受験当日に着る服を事前に何度か着て慣らしておくと良いでしょう。
4⃣季節に応じた服装で
寒さや暑さに対応できるようにしておくことも重要です。
現に最近は、10月に10度前後で寒くなったり、12月に入ったのにも関わらず20度を超えることがありました。
ある程度対等できるよう準備しておきましょう。
受験が春や秋であれば、薄手のジャケットやカーディガンで調整することをオススメします。冬場は温かく防寒対策を忘れないように!
4⃣トイレに行きやすい、お子さまの好きな服を選んであげる
家でトイレを済ませて置くことは大切ですが、緊張のあまりトイレが近くなってしまうことや
、会場に着いてから受験が始まるまでに時間がかかることも考えられます。
子どもが自分でトイレに行けるよう着脱しやすい服を選んであげることをおすすめします。
受験は、面接、行動視察だけではなく園についてから全てが受験だと考えてください。
待機時間もチェックされていることもあるため、トイレを我慢しているがゆえにそわそわ落ち着きがないとマイナスイメージになってしまいます。
子どもが普段通り活動できるような服装を選んであげましょう。
また、お子さまが好きな色やデザインの服を選ぶことで、前向きに受験に臨むことに繋がります。
5⃣小物使いや髪型、爪などの『身だしなみ』も抜かりなく!
知的さや高級感もポイントの一つになりますが、ブランド物や派手なアクセサリーなどで高級感を出すことはおすすめできません。
あくまでも「子供らしさ」を重視してください。
小物はシンプルにまとめつつ、アクセントとして活用するといいでしょう。
お子さまの髪型や爪のチェックもお忘れなく!事前に美容院に行って髪型を整えておくと安心して受験に臨めます。寝癖がついていないか当日のチェックも大切です。
前髪が目にかかっていないか、髪が長いお子さまは括っておきましょう。
行動視察や面接でも髪が気にならない編み込みヘアや三つ編みヘアがオススメです。おくれ毛が出ないよう、顔周りの髪をスプレーなどで固定しておくと良いでしょう。
【幼稚園受験の行動観察で女の子はどんな服装がいい?】
フォーマルかつ動きやすい服装ということがポイントになります。
行動観察の際は具体的に以下のような組み合わせがオススメです。
・白のポロシャツ(半袖)
・ベスト
・キュロットパンツ
・白か紺の靴下(ハイソックス)
ベストやキュロットパンツは、面接の時と同様、黒か紺、グレーのものを選ぶようにしましょう。
【まとめ】
幼稚園面接の当日の服装について説明してきました。
上記に挙げたものはあくまでも例になりますが、基本のスタイルを抑えつつ、受験する幼稚園の雰囲気や教育方針に合わせて考えることが大切です。幼稚園側から指定がある場合は必ず指定を優先しましょう。
また、先輩ママさんや同じ園の受験歴のある方に事前に、どんな服装で受験したのか、周りの方はどんな服装の方が多かったのかなどリサーチしておくこともおすすめです。
周りに知り合いや聞ける人がいない場合は、どのような服装が適切か幼稚園に問い合わせてもいいでしょう。
上記のポイントを踏まえて、お子さまの個性を活かしつつ清潔感や整った印象を保つことが大切です。
親子で楽しみながら受験の準備をし、お子さまが本来持っている力を発揮し、自信をもって笑顔で受験に臨めるように心がけ、お子さまの楽しい幼稚園生活への第一歩を踏み出してください。
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