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子供の国語力を伸ばす方法!幼児、小学校低学年で読書習慣おすすめの本もご紹介!

国語力

近年、スマートフォンやタブレットのある生活があたり前で、情報をすぐに調べることができ便利になった一方、自分で文字を書くことや、活字に触れる機会が減っています。

そのため、久しぶりに文字を書くとき、「あれ、この漢字ってどうやって書くんだっけ?」と、手がとまってしまうことはありませんか?

また、SNSなどで流行りの言葉を使っていると、目上の方とお話をする際も、ついつい使ってしまっていませんか?

大人でさえもそうですから、子どもたちにも同じことが言えます。

みなさんは、「国語力」という言葉を聞いたことがありますか?

実は近年、日本の子どもたちの国語力は低下しているのです。

2018年に実施された、国際学習到達度調査(PISA)では、日本の子どもの読解力の順位が、前回8位だったのが、15位まで落ちたという結果が出ています。

これからの時代、世界の人を相手に、しっかりと自分の意見を伝えるためにも、高い国語力は必須です。

でもそんな国語力をつけるには、どうすればいいのでしょうか?

本記事では、国語力はいつから、どんな風に鍛えていくかを、詳しくご紹介します。

ぜひ最後までご覧ください♪

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子どもの国語力って何で大事?

国語力は、学校で学ぶ全教科の基礎であり、円滑なコミュニケーションの要です。要は、日常生活と切っても切り離せない、とても大切な力なのです。

文部科学省が挙げる国語力には、2つの領域があります。

①言語を中心とした情報を処理・操作する領域

 →目に入った情報を、自分で考える、感じる、想像する、表す力

②国語の知識や教養、価値観、感性などの領域

 →上記①を操作し操るために、基礎知識である単語や漢字、慣用句、句読点の打ち方、文法、文章の構成、言葉遣いなどの表現方法、その他ことわざや慣用句・語彙などの知識の領域

何だか、難しそうに聞こえますが、例えば、②の領域である語彙力を伸ばすことで、①の領域である表現力が磨かれます。

嬉しい、楽しいを、心踊るや天にも昇ると言い換えられれば、表現の幅も広がるので、自分の気持ちに合った言葉をチョイスして、使い分けることが出来ます。

学校で学ぶ他の教科についても、文章の意味が分からないと、問題もとけませんよね。

この様に、国語力は生活全般において、とても大切なのです。

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子どもの国語力を伸ばす方法

それでは、どうやって伸ばしていけばいいのでしょうか。

方法はとっても簡単。

“絵本”を読むことです。

東大生に聞いた、幼児期の学習法の中でも、絵本を読む習慣があったと答える学生さんが多いようです。

但し、絵本を何冊か読んだからといって、すぐに伸びるものではありません。

毎日、コツコツと続けていくことが必要です。

文字がまだ読めない幼児期でも、絵本の読み聞かせを始めていきましょう。

幼児期は、とにかく絵本に慣れ親しむことが大切です。

お子さんを膝にのせて絵本を読むと、スキンシップもとれますし、文字が読めないころから絵本にふれる習慣づけが出来ます。

そして、文字が読めるようになったときには、1ページずつお子さんと交代しながら音読をし、どんな内容が書いてあったかを確認しながら進めていきます

絵本だけではなく、“言葉のシャワー”もお子さんの国語力向上に繋がります。

言葉のシャワーとは、その名の通り、お子さんにたくさんの言葉を浴びせることです。

「ごはんおいしいね」

「今日は暖かくていい天気だね」

など、大人が感じた内容をそのまま、お子さんに聞かせてあげてください。

小学生になると、語彙力や想像力を鍛えていく機会を増やしてあげるといいですね。

そのため、絵本は文字が多めのものをチョイスしてください。

文字を読み、頭の中で風景をイメージすることで、想像力は鍛えられます。

最初は、文字を読めても、話の内容まで理解できていないことも多いので、

”いつ”、”どこで”、”誰が”、”何を”、”どのように”という順番で、絵本に何が書かれていたか、お子さんに確認するようにします。

簡潔に話す練習にもなりますし、絵本を読むときに、どこに気をつけて読めばいいかも分かるようになります。

絵本に限らず、漫画や新聞でもokです。たくさんの文字に触れることで、語彙力は増えていきます。

また、本を読む時は音読がおすすめです。お子さんの音読から、文字を読むスピードが分かったり、読めない漢字があったらサポートしたり、今の力を確認することが出来ます。

そして、幼児期と同様、家庭でたくさん会話をするようにしましょう。

会話をすることで、聞く力も養うことが出来ます。親が共働きで、時間があまりとれない場合でも、夕食や夜寝る前の5~10分でいいので、お子さんと今日の出来事について話してみてください。

近年、学校では、個人やグループでプレゼンテーションをする機会が多くなっています。

人前で話すことによって、自分の伝え方、相手の視線や表情がわかるので、ぜひ積極的にお子さんとの会話を楽しんでください。

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幼児さんにおすすめの本

最初は、どんな絵本から読めばいいのか迷いますよね。

3歳未満のお子さんがいるご家庭では、絵本選びに迷ったら、季節感が分かる絵本を選ぶのはいかがでしょうか?

例えば春は桜、夏は海やプール、秋はスポーツ、冬はクリスマスに関連する本を選びます。

3歳くらいになると、日常生活(例えば、着替え・歯磨き・お風呂など)が描かれている絵本もいいですね。

身の回りのことが少しずつ自分で出来るようになる年齢なので、絵本を通してやり方を学ぶようにすると、親も教えやすいです。

4〜5歳になると、文字を読めるお子さんも増えてくるころです。

絵本の好みも出てくるので、図書館や本屋さんに行って、一緒に選んでみるのもいいかもしれません。

「だるまさんシリーズ」

初めての絵本におすすめしたいシリーズです。リズムにのって楽しく読み進めていける内容です。何回も読みたくなる、クセになるセリフです。

「めがねうさぎシリーズ」

ねないこだれだや、きれいなはこなど、おばけが出てくるので、ちょっと怖いのかな?と思いますが、日常で気をつけたいことが描かれており、大人でも考えさせられる内容です。昔からの定番ですね。

「14ひきシリーズ」

ねずみの兄弟達の家族物語で、季節感のあるきれいな絵も魅力のひとつです。生活の中で、兄弟や家族の温かさを感じられる絵本です。

その他にも、読んでおきたい名作はこちらです。

「おおきなかぶ」

「おしいれのぼうけん」

「はらぺこあおむし」

「100万回生きたねこ」

また、「一寸法師」や「わらしべ長者」などの日本昔話や、「ウサギとカメ」や「アリとキリギリス」などのイソップ童話もおすすめです。

想像の世界を楽しみながら、昔の人の知恵や教訓を学べるので、一度は読んでおきたい作品です。

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小学校低学年でおすすめの本

小学生の国語の勉強は、全ての教科を学んでいくにあたり、基礎とも言える内容です。

そのため、語彙力を増やすことと、文章を読むことを意識して、本を選んでみてください。漫画でもokです。

「長くつ下のピッピ」

生まれつき怪力で奇妙な才能を持つ、世界一強い女の子であるピッピ。ごたごた荘と言われる大きな家にペットと一緒に住み、近所の子どもたちと様々な冒険をするというストーリー。奇想天外なピッピの行動に、想像力をかきたてられるはずです。

「オズの魔法使い」

カンザスに住むドロシーという少女は、ある日突然竜巻で東の国にとばされてしまい、奇妙な仲間とともに冒険を始める物語です。夢のために、ひたむきに前に進んでいく姿や、最後にはみんなの夢が叶うハッピーな展開は、何回読んでも飽きない内容です。

語彙力を伸ばすなら、こんな本もおすすめです!

「小学校6年生までに必要な語彙力が1冊でしっかり身につく本」

教科書で学ぶ内容はもちろん、新聞やテレビ、日常生活でよく使う語彙を楽しく学べる、語彙力が鍛えられるドリルです。

「10才までに覚えておきたい ちょっと難しい1000のことば」

辞書でひかないと分からない、普段は使わない単語がたくさ出てきます。辞書をひく練習や習慣にもなるのでおすすめです。

「しちだ 作文トレーニング」

いくつかのテーマに沿って繰り返し文章を書くことで、作文に慣れることが目的の本です。イラストをみて、此後どうなったでしょう?の内容を書いたり、4つの単語を使って文章を書いたりと、飽きのこない内容で楽しく学ぶことができます。。

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まとめ

学校の勉強を正しく理解する、友達との楽しい会話、社会人になって仕事をする上でも、国語力はとても大切になります。

スマートフォンやタブレットでSNSを見たり、ゲームをして楽しむのもいいですが、ぜひ小さい頃から絵本が身近にある生活を心がけてみてください。

たくさんの本に触れることで、お子さんの語彙力や表現力、さらには想像力が磨かれていきます。

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