「国語の成績が上がらない」
「どうしたら作文が得意になるの?」
中学生の国語力ってなんで大事?
「問題文の意味が理解出来ていない気がする」
そう悩まれておられる中学生のお子様をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
かくいうわたしも同世代の娘がおり、同じ様に悩んでおります。
せっかく学校の出来事を話してくれても結局「何」を伝えたくて話しているのかわからないまま会話が終わる事もしばしば。
「うちの子、もしかして国語力が足りないのかしら・・・?」
では【国語力】とは一体何なのでしょうか。
それは
「読む」→読解力 「書く」→文章力 「話す」→対話力
といわれています。
中学生の読解力を上げる方法とは?
国語力に欠かせない読解力。
文章ならスマホでニュースやSNSなど毎日読んでいますって方も多いかと思いますが
読解力とは、
文章の内容を理解、解釈、熟考することです。
幼稚園くらいの頃、お子様の寝かしつけに毎晩絵本を読んであげませんでしたか?
わからない言葉があればわかるように説明したり、絵本の場面について
「あなたならこういうときどうする?」「どうして主人公はそう思ったのかな?」など話したりしましたよね。
小学生の頃に宿題で「音読」はありませんでしたか?
低学年の頃は拙いながらもこどもも懸命に読み、わたしたち家族も読み間違いがあれば都度教えてあげたり、意味について話したりしましたよね。
知らない言葉があれば辞典を開き、探し、見つけ、調べた言葉に蛍光ペンで線を引きませんでしたか?
実はこれらの日常がとっても大事な「読解力」のトレーニングだったのです。
インターネットやスマートフォンで検索することが日常的になった現在。
欲しい情報が簡単に検索でき、短くまとめられた文章を読み流したことで理解したつもりになってしまう事が増加し
この重要なトレーニングが減少したことが国語力低下の一因といわれています。
とはいえインターネットもスマートフォンも現代にはなくてはならない必須ツールでもありますし、中学生の子に寝かしつけで読み聞かせることも現実的ではありません。
そこで中学生の読解力を上げるには以下の6つの習慣が大事になります。
①文章を書く
短い文でも構いません。毎日文章に触れることで内容の意味を読み解きながら記憶するトレーニングになります。短い日記を付けるのもオススメです。国語力の1つである文章力 も同時にトレーニングしましょう。
②黙読、音読する
文章を読むことで内容を理解するトレーニングになります。
音読は色んな器官を使うので、脳が活性化し記憶力や暗記力が向上する効果が期待できます。
③問題集をたくさん解く
文章問題への苦手意識を克服させるために、短い文章からはじめて長文へ進めて行くと自信が付きやすいでしょう。
④文章をまとめる
読んだ文章を自分なりに要約することが内容を理解し読み取るトレーニングになります。
要約することで余分な情報を省き簡潔にまとめる文章力が身につきます。
⑤読書週間をつける
本を読むことによりたくさんの文字を見ることに慣れ、長文に対して苦手意識がなくなます。
また新たな言葉の習得や速読力も身につきます。
⑥漢字検定を受ける
漢字が読めなければ文章の内容が理解できないので漢字の勉強はとても大切です。
漢検合格を目標にすることでモチベーションも上がりますし、合格することにより自信も付き、国語に対しての苦手意識を克服出来るでしょう。
中学生の語彙力を上げる方法とは?
国語力を上げるのに欠かせないもうひとつは【語彙力】です。
語彙力とは
知っている言葉の数と、言葉を使いこなす能力の事です。
英語では「ボキャブラリー」、こちらの方が身近かもしれませんね。
英文を読むとき、英単語の意味を知らないと当然、英文の意味がわからないですよね。
それと同じで語彙力が足りないと文章を理解出来ません。
SNSなどの普及により短文で会話することが多くなった現代、語彙力を上げる機会が少なくなっているのかもしれません。
そこで語彙力を上げる5つのポイントを以下にまとめてみました。
①会話
家庭内で会話の時間を増やすことで、自分が普段使わない言葉に触れることが出来ます。
親御さんもあえて会社で使うような「大人相手の言葉」や「専門用語」を話すことで新しい 言葉を与えてあげられるでしょう。語彙力だけでなく国語力の1つ、対話力も身につきます。
②読書習慣
読解力のトレーニングでも登場した読書ですが、語彙力アップにも重要なのです。
文字に慣れる事も大切ですが、新しい言葉を知る大切なきっかけになります。
難しい小説である必要はなく、読みやすいなら漫画でも構いません。漫画をきっかけに
原作の小説に興味を持つ子も少なくないのです。
活字を読み、内容を理解し、言葉を知ることが大切なのです。
③漢字検定に挑戦する
こちらも読解力のトレーニングに登場しましたが、語彙力アップにも大変効果的なのです。
漢検の問題をこなすことで漢字だけでなく四字熟語も習得できますし、合格は高校受験対策にもなります。
国語だけでなく社会や理科など殆どの問題文に漢字が使われているので、漢字が読めないと問題を読むことが出来ません。
理解力アップ、語彙力アップともに漢字検定は効果的な勉強なのです。
④知らない言葉はすぐに調べる
「知らない言葉だな」と思った時はすぐに調べる習慣をつけましょう。語彙力アップのチャンスです。
出来れば辞書を引くのが理想ですが、なければスマホでも構いません。
ここでポイント!引いた言葉と意味が記憶に残るよう、すぐにメモ帳などに書くとより効果的です。
⑤「ヤバい」「ウケる」などカジュアルな言葉を他の言葉に言い換える
一言でいろんな状況に対応できる便利な言葉ですが、その反面語彙力が低下する一因になっているかもしれません。
意識して使わないようにすることで、言い換える言葉を考え出す力が付きます。
ご家庭の会話の中で「禁止タイム」を作って楽しくトレーニングしてみてはいかがでしょか?
国語力を伸ばすおすすめ本、アプリとは?
国語力を伸ばすのにおすすめの本やアプリを紹介します。
Amazonでベストセラー1位を獲得しているこちらの本。
保護者向けの書籍で、テーマごとに分けられています。
元小学校教師の著者が国語力についてわかりやすく説明してくれています。
You Tubeチャンネルも開設されているそうなので動画も見てみてはいかがでしょうか
読解力、語彙力アップにおすすめな漢字検定アプリ。
6級から2級まで対応しており、リビングで休憩中やちょっとした待ち時間にゲーム感覚で勉強してみてはいかがでしょうか?親御さんもインストールすることで親子対決も面白そうですね。
まとめ
国語力はすべての教科に共通して重要です。
そして読解力、語彙力を上げるきっかけとして【読書】はぜひ取り入れたい習慣です。
とはいえ本を買っても読んでくれないし、どんな本が好きなのかこども自身もわからないみたいで何を選べばいいのかわからない・・・。
そこでおすすめしたいのが図書館やネットカフェです。
たくさんの本の中からお子様自身で読んでみたい本を選ぶことが出来ますし、静かで読書に集中するにはピッタリの環境です。
図書館においては、気に入れば借りて帰ることも出来ます。
最近の図書館はカフェが併設されているところも多く、ネットカフェは個室やドリンクバーが設備されているので家族でも楽しめます。
また親御さんの読書する姿を見せることで、読書がより身近なものに感じるかもしれませんね。
一度、レジャー感覚で図書館やネットカフェにお子様を誘ってみてはいかがでしょうか?
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