子供たちにとって、寝る前の読み聞かせは大切な時間です。
おうちの方が絵本を読んでくれることで、子供たちは安心して眠ることができます。
しかし、どのような絵本を読んであげたら良いのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は寝る前の読み聞かせにおすすめの絵本を0歳から3歳まで年齢別にご紹介します。
また、短い本と童話を朗読するのとどちらが良いのかについても考察してみました。
子供たちにとって、最高の眠りをサポートする絵本の選び方をご紹介します。
寝る前の読み聞かせがおすすめの理由
寝る前の読み聞かせは、子どもの成長に大きな影響を与えると言われています。
特に0歳から3歳の乳幼児期は脳の発達にとても重要な時期です。
そのため、保護者が寝る前に絵本を読み聞かせることで、子どもの
・認知力
・言語能力
・感性
・緒面の発達
を促すことができます。
絵本を読み聞かせることで、子どもは新しい言葉や表現を学び、想像力や創造力を育むことができます。
また、絵本を通じて親子間のコミュニケーションも深めることができます。
子どもたちは、保護者が読み聞かせをしてくれることで、愛情や安心感を感じることができます。
寝る前の読み聞かせは、子どもたちが毎日の生活の中で経験するストレスを緩和し、リラックス効果をもたらします。
また、読み聞かせを通じて子どもたちは、おとぎ話の中に出てくるキャラクターたちと一緒に冒険したり、ファンタジーの世界に入り込んだりすることができます。
これらの経験は、子どもたちが自分自身の成長に対して自信を持つ手助けをしてくれます。
寝る前の読み聞かせは、子どもたちの心身の成長に大きな影響を与えますよ。
絵本を選ぶ際には、子どもたちが興味を持って楽しんで聞けるものを選び、親子で楽しい時間を過ごすことを大切にしましょう。
寝る前の読み聞かせおすすめ絵本/0歳
0歳の赤ちゃんには、色彩がやさしく、大きな絵が描かれた絵本が良いとされています。
赤ちゃんが自分で絵本をめくっても扱いやすく、読み聞かせの際にも大人が見やすく、簡単に読み聞かせができるものがおすすめです。
◆『じゃあじゃあびりびり』作: まつい のりこ
1983年に初版が発売されロングセラーとなっている絵本です。「みず じゃあ じゃあ じゃあ」「じどうしゃ ぶーぶーぶーぶー」といったたくさんの“音”が詰まっています。1つの見開きページには1つの音があり、シンプルで目を引く絵が特徴的です。
◆『くっついた』作: 三浦 太郎
「くっついた」!の繰り返しで心が和み、くっつく喜びを知っているからこそ赤ちゃんにもおすすめの一冊です。愛らしい言葉と絵のくり返しで構成されており、読むたびに優しい時間が流れ、家族全員が笑顔になることでしょう。
寝る前の読み聞かせおすすめ絵本/1歳
1歳児は、身体的および生活習慣面での成長が顕著です。
好奇心への刺激によって感情の表現も豊かになります。絵本を読むときも、指差しや真似事など、子どもの反応が変わっていく時期です。
だからこそ、さまざまな絵本を使って親子の時間を充実させることが大切です。
◆『いないいないばあ』文:松谷みよ子 /絵:瀬川康男
「いないいないばあ」と言いながら子どもと遊べる定番の楽しい絵本です。繰り返しの言葉遊びが子どもたちの興味を引き、寝る前にゆっくり読んであげるのにもぴったりです
◆『きんぎょがにげた』作: 五味 太郎
きんぎょは一体どこに逃げたのでしょう?続きが気になる絵本は子どもたちをわくわくさせてくれます。発売から40年が経過しても色あせない、五味太郎さんの名作のひとつです。
寝る前の読み聞かせおすすめ絵本/2歳
2歳児はシンプルな物語にも興味を持ち始め、選べる絵本の種類が増えてきます。
絵本を通じて会話を楽しんだり、まねっこ遊びをしたり、感情を自分と照らし合わせて考えることで、従来とは違う読書の楽しさが体験できます。
新鮮な感覚を呼び起こすような楽しい絵本が特におすすめです。お子さんが関心を示すことを見つけ、それに基づいて絵本を選ぶと良いでしょう。
◆『はらぺこあおむし』 作: エリック・カール
世界中に多くのファンを持つ、カラフルで楽しい絵本です。自然界の成長と変化を描いた様子が美しく、手に取ると大人も心が安らかになります。
◆『ぐりとぐら』 作: 中川李枝子/絵: 大村 百合子
1963年からのロングセラーで、長年子どもたちに愛されている絵本です。おいしいものを食べること、料理することは子どもたちにとっても刺激的で楽しい話題ですね。
寝る前の読み聞かせおすすめ絵本/3歳
言語能力が向上し、体力も増すことで、子どもたちの探究心や学ぶ意欲が高まる時期です。
こども園などへ通うことで人間関係も広がり、想像力と感動の世界に触れる機会が増えます。
物語に感動したり理解し始める時期でもあるので、本屋さんや図書館で一緒に絵本を選ぶのも楽しくなりますね。
◆『おおきな かぶ』A・トルストイ 再話 / 内田 莉莎子 訳 / 佐藤 忠良 画
「うんとこしょ どっこいしょ」の掛け声がおなじみのロシアの昔話です。発売してから50年以上経っていますから、大人も懐かしい気持ちになりますね。
◆『おばけのてんぷら』作・絵: せな けいこ
せなけいこさんによる大人気ロングセラー絵本。食いしん坊で楽天家なうさこと無防備でちょっとドジなおばけの面白さに、どんどん物語に引き込まれていきます。
短い本と童話を朗読するのとだったらどっちがいいの?
子どもたちに物語を楽しんでもらう方法はたくさんありますが、短い本と童話の朗読だとどちらが良い選択なのでしょうか?
両者の利点を比較してみましょう。
◆短い本の利点:
・時間の制約: 短い本は、時間が限られた状況でも読むことができます。寝る前の読み聞かせや、待ち時間を利用して手軽に楽しめるのが魅力です。
・集中力: 幼い子どもたちは長い時間集中することが難しい場合が多いです。短い本は、子どもたちの集中力に合った物語を描いているので、理解しやすく楽しめます。
・バリエーション: 短い本は多くの物語を短時間で楽しむことができ、子どもたちにさまざまなテーマやキャラクターなどを紹介することが可能です。
◆童話の朗読の利点:
・豊かな想像力: 童話は魔法やファンタジーの世界を舞台にした物語が多く、子どもたちの想像力を刺激します。物語が長いほど、子どもたちはその世界に浸りやすくなります。
・言語能力の向上: 童話には独特の言い回しや表現が多く含まれています。これらを聞くことで、子どもたちの言語能力が向上する可能性があります。
・人間関係や道徳の学び: 童話には友情や愛情、勇気や善悪など、さまざまな人間関係や道徳的なメッセージが含まれています。子どもたちは、物語を通じて人間関係や道徳を学ぶことができます。
短い本と童話の朗読のどちらが適切かは、子どもの年齢や興味、時間の制約などによって異なります。
幼い子どもには短い本が適していることが多いですが、年齢が上がると童話の朗読も楽しめるようになります。
まとめ
寝る前の読み聞かせにおすすめの絵本は年齢によって異なり、短い本と童話の朗読もそれぞれ独自の利点があります。
幼い子どもには短い本が適しており、手軽に楽しめる上に集中力にも配慮できます。
一方、童話の朗読は、年齢が上がるにつれて子どもが想像力を働かせたり、言語能力を向上させたり、人間関係や道徳を学ぶことができますよ。
子どもの年齢や興味、時間の制約を考慮しながら、適切な絵本や朗読スタイルを選ぶことが大切です。
親子で楽しむ読み聞かせの時間は、子どもの成長を助けるだけでなく、親子の絆を深める貴重な時間となるでしょう。
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