近所や街中でピアノ教室を見掛けたり、ネットで検索したりすると、ピアノ教室を見付けられます。
しかし、たくさんあり過ぎてどこのピアノ教室にお願いしたら良いか迷ってしまいますよね。
この記事では子供向けピアノ教室の選び方や良い先生はどんな人か、気になる月謝について書かれています。
お子さんのピアノ教室を探している親御さんは、ぜひ参考にしてみてください。
ピアノ教室(子供向け)の失敗しない選び方は?

折角お子さんにピアノを習わせるのなら、良いピアノ教室にお願いしたいですよね。
では「良いピアノ教室」とはどんな教室でしょうか。選ぶ時のポイントを紹介します。
子供との相性は良いか
子供と先生の相性が良いことが1番重要です。
相性が合えば、お子さん自身が楽しく習うことができますし、技術の上達も早まるかもしれません。
どんな習い事にも言えることですが、短期間で上手くなることは有り得ません。
コツコツと地道に続けていくことが上達に繋がります。
楽しくなければ、お子さんが長く続けることは難しいでしょう。
相性が合わなくて、ピアノが嫌いになってしまうこともあるかもしれません。
また、「好きこそものの上手なれ」と言うことわざがあるように、ピアノが好きになると、レッスンも集中して取り組み、上達も早くなります。
大抵はどこのピアノ教室も体験レッスンを実施しています。
気になるピアノ教室があったら、ぜひ体験レッスンを受けてみてください。
親御さんとも相性が良いか
お子さんだけでなく、親御さんとの相性も良いに越したことはありません。
自分の子供を託すのですから、「良い先生だな」と感じる人にお願いしたいですよね。
お子さんを教えている様子に好感が持てないと、不安になってしまいます。
ピアノの先生と保護者が話をする機会はよくあります。
レッスンの様子や上達具合、今後の展開や教材などについて、話は多岐に渡ります。
きっと親子でピアノに対する思いや希望はあると思われますので、気軽に話せる先生の方が良いでしょう。
教室に求める目的とレッスン内容が合っているか
お子さんに習わせたいことと、教室の方針やレッスン内容が合っているかは重要です。
例えば、「いずれコンクール出演、将来は音大入学など本格的に技術を身に付けさせたい」
「まずは音楽を楽しんで好きになってほしい」などです。
ここが先生と合致していないと、ピアノ教室として満足できなくなるので、注意してくださいね。
レッスンの方針だけでなく、発表会の開催やコンクールへの出場なども、希望があれば対応してもらえるかを確認しましょう。
個人教室だと、先生の熱意や考え方で、レッスン内容は大きく変わります。
実際に通えるか
教室の立地、レッスンに日時など、いざ習うとなった時に、そもそも通えるかをイメージしましょう。
例えば、普段の移動手段が車なのに、駅近の教室で無料駐車場が無いということがあります。
毎回有料駐車場を使用するようでは気が引けてしまいますよね。
また、毎週のように通うことになるので、なるべく近い方が送迎の負担は少なくなります。
今のご時世、共働きのご家庭が多いですが、レッスン時間に送迎が間に合うのかも気になるところです。
教室によっては先生と相談してレッスン日を決められるところもありますが、日時が固定の教室もあります。
振替に対応してもらえるのかなども、同時に確認しておくと良いですよ。
グランドピアノがあるか
全ての人に当てはまるポイントではありませんが、ピアノ教室ではどんなピアノを使用するかも重要な場合があります。
ピアノには大きく分けて
・電子ピアノ
・アップライトピアノ
・グランドピアノ
があります。ただ楽しくピアノを習いたいというだけならどのピアノでも問題ありません。
しかし、コンクール出場や将来はピアニストを目指している場合などは、グランドピアノで練習させてもらえる環境が必須です。
ダメなピアノの先生と良い先生の特徴

<ダメな先生>
- 子供のやる気を引き出せない。
- 希望を聞き入れてもらえない。
- 先生のスタンスや指導を押し付ける。
子供向けにピアノ教室を開催しているのであれば、子供のやる気を引き出すように関わってもらいたいものです。
子供には難しい過ぎる指導内容であったり、単調な練習ばかりだったりでは、やる気が削がれてしまいます。
また、ピアノや音楽に対して熱意が強くあったとしても、指導内容の押し付けや希望とあまりにも違うのも考えものです。
「将来必ず役に立つから、検定試験を受けましょう。」「絶対にイイ経験だから、コンクールに出ましょう!!」など、親子共にやる気になれれば良いのですが、
先生との熱量に差が有り過ぎると、苦しくなってしまう可能性があります。
「家での練習用に本物のピアノを買うべき。」と先生に言われたと言う話もよく聞きます。
勿論電子ピアノやキーボードよりも、本物の「生ピアノ」と呼ばれるグランドピアノやアップライトピアノの方が良いに決まっています。
微妙なタッチの差で音色などを表現できるのは生ピアノだけです。
しかし、一般家庭に対し、急に「本物のピアノを買うように。」と言われてしまうと、怖気づいてしまいますよね。
将来音大に行く、プロになる場合は生ピアノ一択ですが、そうでなければ電子ピアノやキーボードでも代用は可能かと思います。
先生は音楽のプロなので、ポリシーや考え方がありますが、あまりにも押しが強い場合は止めておいたほうが良いでしょう。
<良い先生>
- 子供がレッスンを楽しめている。
- その子に合った指導をしてくれる。
- 希望を聞き入れてくれる。
ピアノ教室に通う理由は何であれ、子供が楽しく、前向きに頑張れることが1番です。
その子のレベルや性格に寄り添い、適切な指導をしてくれる先生が良い先生ではないでしょうか。
レッスンが楽しい、ピアノが弾けるようになることが嬉しいと感じると、家での練習もはかどります。
音楽以外にも言えることですが、技術を磨くには、毎日コツコツ練習することです。
また、子供だけでなく親御さんともコミュニケーションを取り、今のレベルや今後の展開など、一緒に関わりながら決めていけると安心できますよね。
親御さんに音楽経験がないと、ピアノのこともよく分からないと思います。
そんな場合でも、報告をきちんとしてくれる先生だと、「うちの子もコンクールを目指してみようかな?」など夢が広がりそうではありませんか?
大手と近くの個人教室の月謝の違い

先生の質やレッスン内容も重要な要件ですが、月謝もかなり気になる点ではありますよね。
あくまでも「傾向」ではありますが、個人教室の方がお安く済む場合が多いようです。
では実際に比較してみましょう。
大手ピアノ教室の月謝は?
大手ピアノ教室の月謝はどうでしょうか。
今回は子供向けピアノ教室のヤマハ音楽教室、カワイ音楽教室、オンピーノの3教室で比較してみました。
比較するのはピアノを始めるのに最適と言われる、4~5歳くらいを対象にしたコースです。
料金 | ヤマハ | カワイ | オンピーノ |
---|---|---|---|
入会金 | ¥5,500~11,000 | ¥5,500~11,000 | ¥11,000 |
レッスン体制 | グループ | 個別 | 個別 |
レッスン回数 | 年40回 | 月3~4回(年40回) | 月3~4回(年40回) |
レッスン時間 | 60分 | 30分 | 30分 |
月謝 | ¥7,150 | ¥7,700~8,250 | ¥9,152 |
その他 | ・施設費・教材費 | ・運営管理費・教材費 | ・教材費 |
大手ピアノ教室の場合、入会金や施設費などが掛かる場合が多いようです。
また、教室の立地によって、同じ系列のピアノ教室でも料金に差があります。
気になるピアノ教室がありましたら、通いたい地域にある教室の詳細情報を調べてみましょう。
個人教室の月謝は?
個人教室の場合、月謝はかなり幅が広く、一概には言えません。
レッスン時間、お子さんのレベル、レッスン内容によって料金が違い、比較するのがとても難しくなっています。
それでも数字で出すとしたら、今回調べた中では
30分で¥5,000~7,000
と言ったところでした。
ここに必要な教材費などが別途掛かってきます。
施設費、光熱費などの名目で料金がかかると言うのは、あまり聞きません。
個人教室をお探しの時は参考にしてみてください。
まとめ

子供向けピアノ教室の選び方について紹介しました。
1番大事なポイントはお子さんと先生の相性です。
お子さんが楽しくピアノを弾けることが、上達への近道です。
その他にもポイントは様々ありますが、ピアノ教室に行く目的をきちんと思い描ければ、教室選びのポイントは自ずと見えてくるのではないでしょうか。
この情報が、お子さんのピアノ教室選びの役に立てたら幸いです。
良い先生、良い教室に出会えますように。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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