小学校の授業で必修化され、今注目を集めている子供のプログラミングスクールについて、調査しました。
子供の習い事としてプログラミングが気になってるけど、正直よくわからない
月謝も高いし、習っても意味がないって噂も気になる・・・
とお悩みのお母さん・お父さんに向けて、子供のプログラミングスクールは本当に意味がないのか、習うことのメリットはなにかを紹介します。
こちらを読めば、以下のことがわかりますよ。
- 子供のプログラミングスクールはやめておけと言われる理由
- プログラミンを習うメリット
- 子供向けプログラミングスクールの料金相場
- プログラミングを学ぶのに役立つ「マイクラ」の特徴やメリット
プログラミングスクールに興味があるけど、習わせるまで一歩踏み出せないと迷っている方はぜひ参考にしてください。
子供のプログラミングスクールはやめとけと噂される理由は?
子供のプログラミングスクールは意味がないという噂がありますが、実際はどうなのでしょう。
その噂の真実と、プログラミングを習うことで役立つメリットを紹介していきます。
子供のプログラミングスクールって意味ないの?
プログラミングスクールはやめておけと言われる、主な理由はこちらです。
- 独学で勉強できる
- 小学校で習うプログラミングはそれほど難しくない
- 習うほどの内容ではない
- 将来エンジニアにならないなら必要ない
- パソコンを見るより公園で遊んで欲しい
プログラミングを習うことで役立つことやメリットと共に、これらの意見について詳しくみていきましょう。
独学で勉強できる
プログラミングスクールに通わなくても、プログラミング教材を購入したり、インターネットを利用すれば独学でも勉強することはできます。
確かにやろうと思えば、スクールに通わなくても低価格で学習は可能です。
しかし、小学生のお子さんが独学でやろうと思うとそれはとても大変なことですよね。
親もよくわらないとなると、教えることも難しいです。
プログラミングに重要な「論理的思考力」や「問題解決能力」を身に付けさせたいなら、スクールに通った方が断然子供の力になりますよ。
小学校で習うプログラミングはそれほど難しくない
プログラミングを習わそうとお考えの方の多くが、学校の授業に付いていけなかったらどうしよう・・・と思うからではないでしょうか。
しかし、実際小学校のプログラミングの授業は、複雑な学習はなく、それほど難しい内容ではないため焦る必要はありません。
まずはコンピューターを身近に使いこなせるようになろうというところから、
論理的な考え方だったり問題を解決する力を身に付けていくことを目的にしています。
そのため「学校の授業対策に」とお考えの場合は、焦って習う必要はないのです。
ですがプログラミングは、中学や高校になってから差が出てきます。
- 中学校でおこなう技術分野のプログラミングは、小学校とは違って難易度が急に高くなる
- 高校でも「情報Ⅰ」の授業で高度なテキストプログラミングが必修化された。
- 2025年の大学入試からは「情報」の教科からも問題が出題される
このように難易度があるうえ、学ぶ必要が出てくるのです。
しかし、中学になると、勉強や部活が忙しくプログラミングスクールになかなか通えない、小学生に混ざって習うのは恥ずかしいと感じ、習い始めるのが難しくなってきます。
小学校のうちに習っておけばよかった・・・と感じることがあるかもしれませんね。
習うほどの内容ではない
「高額な授業料を払うほどの内容ではない」「スキルや知識が満足に身に付かない」ということから、プリグラミングスクールはやめておけと言われることがあるようです。
確かに中には、専門性の低いスクールもあります。
学習指導要領にプログラミング教育の必修化が盛り込まれたことで、2017年頃からプログラミング教室市場に参入する業者が急速に増えました。
そのため、質が伴わないスクールや中には悪質な業者も出てくるようになり、習うほどのものではないと感じることがあるのではないでしょうか。
プログラミングスクールに子供を通わせる時は、体験授業を受けるなどして、
- 受講費を支払うだけの授業内容か
- 専門性のあるスキルの高い先生なのか
を見極める必要がありますよ。
将来エンジニアにならないなら必要ない
プログラミングをやろうと思えば、大人になってから働きながらでも学習は十分可能なため、子供のうちから学習する必要はないという意見もあります。
将来エンジニアになりたいと思った時に、専門的に学べばいいのではと思われることが多いようです。
確かに小学生が習うプログラミングは、専門的なことよりもまず、トラブルを解決する能力や物事を筋道立てて考える力を付けることを目的に学習をすすめます。
そのため将来エンジニアにならないなら、役立たないと感じるのかもしれません。
しかしプログラミングで学んだことは、エンジニアにならなくても、社会に出てからおおいに役立ちますよ。
プログラミングを行う時に必要になる、物事の手順や考え方、計画的に処理していく能力は、仕事をするうえでとても重要な力です。
プログラミングを習っていた子は、
- 論理的に課題の解決方法を考えられる
- 必要な作業の細分化ができる
- 明確に指示が出せる
ようになるため、エンジニアに限らず、将来どんな仕事についても役立つスキルになるのではないでしょうか。
パソコンを見るより公園で遊んで欲しい
パソコンを触るよりたくさん自然に触れ合って遊んで欲しいから、という意見もあります。
確かに、各家庭の教育方針やお子さんが興味があるかは、大事なポイントです。
興味がなければどんなものでも続けて学んでいけないため、お子さんの意志を尊重させるのが大前提ですね。
子供のプログラミングスクールの料金について
プログラミングスクールの料金は高額と言われますが、実際はどれくらいなのでしょうか。
プログラミングスクールの初期費用や月謝の相場を調査しました。
費用項目 | 金額の目安 |
---|---|
入会金 | 8,000円〜15,000円程 |
月謝 | 月2回 6,000円~12,000円/月4回 8,000円~18,000円 |
教材費 | 1,000円~60,000円程度 |
あくまで目安の料金ですが、プログラミングを習わせようと思うとこれくらいの料金がかかります。
入会金の相場は8,000円〜15,000円くらいで、多くのスクールが10,000円前後の料金で設定していました。
入会金や月謝などは他の習い事と比べ、大きな差はないようですね。
しかしプログラミングスクールの場合は、教材費やパソコン使用料などで料金がかさむ場合が多いので、注意しましょう。
特にロボットプログラミングなどで、教材を買い取らなくてはならない場合、料金は数万円と高額になることが多いです。
パソコンの使用料なども、プログラミングスクールならではの料金ですね。
低価格でレンタルしてくれるスクールもあるので、入会前に必ず以下を確認しましょう。
- パソコンのレンタルはできるのか
- 教材はどんなものを使うのか
また、入会金や教材費の割引キャンペーンが行われている場合もあるので、事前に確認しましょう。
同じ系列のスクールでも、教室によって価格設定が異なる場合もあります。
プログラミングスクールは料金の幅が広いので、事前の確認が大事ですよ。
子供のプログラミングにマイクラを教材に使う
子供がプログラミングを学ぶのに、マイクラを教材として使う教室もあると話題です。
子供にも人気のゲームなので、気になりますよね。
マイクラとプログラミングについても調査しました。
マイクラとは?
マイクラとは、Mojang AB社が開発した「Minecraft(マインクラフト)」というゲームです。
ゲームの中の世界で、建物を作ったり冒険や採掘をして自分の世界を作りあげていくゲームになります。
様々な立体のブロックを自由に組み立てて、ゲーム内で家や塔など建物を建てることができるのです。
そしてその建物を作る時や建物自体に「動かすしくみ」を付けることができるのがマイクラの大きなポイントになります。
何もないところから、様々な仕掛けを施しながら、一から自分たちが作りたいものを作っていくのがマイクラです。
マイクラがプログラミング学習に選ばれる理由
ゲームで本当にプログラミングが学べるの?と不安に思いますよね。
マイクラがプログラミング学習におすすめな理由は、
「プログラミングで身に付く能力を楽しく学べる」からです。
まず、そもそもプログラミングで身に付く能力とは何なのでしょうか。
【プログラミングで身に付く能力】
- 論理的に考える力
- 問題を解決する力
- 発想力を養う
論理的に考える力
プログラミングで作成したものは、プログラムされた通りにしか動きません。
そのためプログラミングは、正確に順序立ててプログラムする能力が必要になります。
この作業を繰り返すうちに、論理的に考える力が身につくのです。
問題を解決する力
プログラミングは間違いがあると、想定した動きをしてくれません。
そんな時、なぜ思うように動かないのかを考え、様々な方法を試しながら解決していくため、問題解決能力が身に付くのです。
発想力を養う
何か一つのものを作るにしても作り方は様々あります。
また問題が起こった時、解決する方法も一つとは限りません。
プログラミング学習は、ものを作る時や問題が起きた時に、自由にアイディアを出し様々な方法を試しながら作り上げていくため、自由な発想力を養うことができるのです。
これらの能力をゲームを通して、楽しみながら学べるのがマイクラになります。
マイクラは、キャラクターを動かす・ものを作る・作ったものに動かす仕組みを付けるなどしたい場合、指示を入力しなくてはなりません。
またブロックを組み合わせてものを作る時、組み合わせ方や作り方、素材なども様々なので、どこへ行けば必要なものが手に入るのか、どう組み合わせれば必要なものが作れるかも考える必要があります。
自分の思うように動かすため、作るために、どう指示を組み合わせるかを試行錯誤しながら自分で仕掛けを作っていくため、マイクラは遊びながらプログラミングのような体験ができるのです。
また、マイクラには特別なルールや解説がありません。
何をするか、どんなものを作るかは自分次第のため、プログラミングに必要な発想力も自然と養えます。
このようにゲームをしながら、プログラミングに必要な能力を身に付けられるため、マイクラが子供のプリグラミング学習の第一歩として取り入れられるのです。
まとめ
子供のプログラミングスクールについて、やめた方がいいと噂される真実や料金相場、マイクラがおすすめな理由を紹介しました。
- プログラミングは、独自できる・将来エンジニアにならないなら必要ない、などの理由からやめた方がいいと噂されている
- プログラミング学習は中学から難しくなったり、将来社会人になった時に必要になる能力が養われるため、習うメリットがある
- プログラミングスクールの月謝や入会金などは、他の習い事と変わりないが、教材費やパソコン使用料などで料金がかさむ場合が多い
- マイクラは遊びながらプログラミングのような体験ができるため、子供のプリグラミング学習の第一歩におすすめ
プログラミングは私たち親世代にはなかった習い事です。
そのため興味があってもよくわからないから・・・と一歩踏み出せない方も多いと思います。
そんな時は、無料体験などを利用して、実際にみてみるといいかもしれませんね。
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