AOや推薦などで大学受験をされる方が避けて通れないのが「面接」です。
一部の大学では一般でも、学部によって面接があるところもありますよね。
何を聞かれるの?どう答えたらいい?失敗しないか心配・・と不安なあなたに向けて、
今回は大学受験の面接での答え方のコツを紹介します。
大学受験の面接に挑む際の基本的なポイントやよく聞かれる質問例と回答のコツ、
変わった質問への対応方法などを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
大学受験の面接は何を見られてる?面接のコツ!
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まずは、大学受験の面接では何を見られているのか、質問に対する答え方のコツなど基本的なポイントをみていきましょう。
大学受験の面接とは?面接タイプと準備のポイント
大学受験の面接は主に4つのタイプがあります。
・個人面接
→受験生1人に対して面接官2〜3名でおこなわれる面接
個人面接は掘り下げた質問をされることが多いため、具体的に話せるよう自己分析や考えをしっかりまとめておきましょう。
・集団面接
→受験生3〜5名でおこなわれる面接
他の受験生の答えに対する意見を求められることもあるため、自分以外の発言にも注意を払い、個人面接と同じく自己分析や考えをしっかりまとめておく必要があります。
・プレゼンテーション
→課題が与えられ発表をおこなう
制限時間を厳守して構成をねりましょう。質疑応答がおこなわれることも多いので、発表内容に加え面接で想定される質問に対しても答えられるよう準備しておくといいです。
・グループディスカッション
→与えられたテーマに対して受験生5〜6名で話し合いをする
コミュニケーション能力や表現力、協調性が問われます。テーマは志望する学部に関連する社会課題から出題されることが多いのでしっかり理解しておきましょう。
大学受験の面接は何をみられているの?
そもそも大学受験の面接では、何をみられているのでしょうか?
・意欲
→大学で何が学びたいのか、目標は何か、将来のビジョン
・人間性
→学業に真摯に取り組めるか、学業の継続ができるか
・学力や能力
→基礎的な学力に加え、大学入学後にディスカッションやプレゼンテーションをした際に表現力や課題解決への能力があるか
などを知るために大学受験の面接がおこなわれます。
面接では掘り下げて様々な質問がされるので、以下のポイントを押さえアピールできるように面接の準備をしましょう。
大学受験の面接で答える時の基本的なポイント
面接での受け答えは、以下のポイントを押さえて話すようにするといいですよ。
・結論から話す
・具体的に話す
・自分の言葉で話す
大学受験の面接は10〜15分程度です。中には5分ほどの学校もあります。
この短時間でアピールする必要があるため、面接ではだらだらと話さないよう、
しかしあなたの魅力が伝わるよう話さなくてはなりません。
そのため結論から伝えること、抽象的な内容にならないよう具体的なエピソードを交えながら話すこと、が大事なのです。
面接では「結論→具体的なエピソード(理由)→再結論」この順番で話すようにするといいですよ。
また、具体的なエピソードを交えることで説得力が増しますし、他の受験生とも内容が被りにくくなります。
長々と話さないように一つの質問に対して1分程度で答えられるようにしておくことも大事です。
そして、丸暗記では面接官にその言葉は響かないため、自分の言葉で話せるよう上記を踏まえ面接の準備をしましょう。
大学受験の面接でよく聞かれる質問例と回答のコツ
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では、大学受験の面接でよく聞かれる質問とその回答の仕方についてみていきましょう。
大学受験の面接では、必ずと言っていいほど以下の質問をされます。
・志望動機
・総合型入試、推薦入試を選んだ理由
・自己P(長所・短所)
・入学後に学びたいこと、目標
・高校生活について
・質問はありますか?(逆質問)
志望動機
この質問は必ずされるので、学校情報をしっかり把握して大学で学びたいことを具体的に話せるようにしておく必要があります。
志望動機をまとめる上で、以下のことを考えておきましょう。
・興味をもったきっかけ
・大学(学部・学科)の校風や強みで興味をもったこと
・入学したら受けたい授業やゼミについて
・学びたいことに関連する社会課題や動向
面接官は、受験生が志望大学を選ぶ理由や学びたいことが明確になっているかをこの質問で判断します。
そのため、まずは志望大学の校風や授業・ゼミなどの実習内容をしっかりと情報収集してください。
その上で、興味をもったきっかけや学びたい内容、将来や就職にどのように役立てられるかを伝えましょう。
またその興味をもっているものに対して、今どのような取り組みをしているかを伝えるのもいいですよ。
取り組んでいることは読書など、特別なことでなくて大丈夫です。
校風に対しては、説明会、オープンキャンパス、体験入学での印象や教育理念で魅力に感じたところを伝えましょう。
そして、学びたいことに関連する社会の動きについても織り交ぜて話せると
さらに入学への熱意を伝えることができるのではないでしょうか。
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ちなみに、学校の知名度や偏差などを志望動機にするのはおすすめできません。
学校の中身を見ていないな・・という印象を与えてしまう可能性があるからです。
総合型入試、推薦入試を選んだ理由
なぜ一般入試ではなく、総合型入試、推薦入試を選んだのかも聞かれることが多いです。
この質問で、面接官は受験生の志望度の強さを測ろうとしています。
そのため、この質問に対しては
大学が求める人物像や、アドミッションポリシー(入学者の受け入れ方針)を熟知して答えるようにしましょう。
大学側が求める人材と自分がどれだけマッチしているかを伝えられるといいですね。
・どうしても学びたいことがあるという熱意
・高校での成績や活動で評価されたことをどのように役立てたいか
・早く合格を手に入れることで大学入学への準備を進めたい
など、志望動機と重なる部分はありますがなぜそれを学びたいのか、入学への強い希望を伝えていきましょう。
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間違っても、「試験を受けたくなかった」「早く合格したいから」などの学習意欲を疑われるような回答は控えましょう。
自己PR(長所・短所)
この質問は、受験生が自分の特性をどれだけ理解しており、その特性をどのように活かすのか、どのように改善しているのかを知るために質問されます。
長所 → 具体的なエピソードを加えて話す
短所 → 否定的にならず改善策やどのように努力しているかを伝える
客観的に自己分析をし、長所と短所を伝えましょう。
・自分が力を入れてきた取り組みについて(どのように取り組んできたか)
・達成感を感じた経験
・他者から評価されたこと
・失敗や挫折したこと(改善のために取り組んでいること)
このようなことを考え、高校生活や日常生活でのエピソードを交え具体的に話せるといいですよ。
入学後に学びたいこと、目標
今の自分が大学で「知りたいこと」や「やってみたいこと」を率直に伝えれば大丈夫です。
・入学後受けたい授業たゼミ
・大学から受けられる留学や資格試験などのプログラム
・部活やボランティア、交流会などの課外活動
・インターンシップなど大学時代に経験したいこと
などの情報を集め、具体的に話せるようにしましょう。
さらに将来、学んだことをどのように活かしたいかも伝えられるといいですね。
高校生活について
この質問では、受験生が入学後にどのように学校生活を送っていくかをイメージしています。
・力を入れた取り組みで自分がどのような役割を果たしたか
・高校の校風や教育方針が与えた影響
などをアピールして伝えていきましょう。
具体的にクラスや部活、課外活動などで養った協調性やリーダーシップについてや
自分の力で考えて問題を解決できたことを話すようにするといいです。
失敗したことや苦手だった部分については、
どのように解決したか、卒業後にどのように取り組んでいくかを伝えましょう。
高校を卒業した後も、学習や活動に意欲的に取り組んでいることを伝えられるとさらに好印象です。
話を広げすぎると伝わらないので、最も印象に残ったエピソードを一つに絞って話すようにしてください。
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抽象的な内容や高校の批判をするのは印象が悪くなるためNGですよ。
質問はありますか?(逆質問)
この質問に対しても準備しておかないと、緊張もありとっさに出てこないと思います。
最後によくされる逆質問には、以下のような意図があります。
・受験生の不安を払拭する
・志望度を確認する
・コミュニケーション能力をみる
逆質問に対しての答え方のポイントは、
・自分が調べたことに対して具体的な内容を聞いてみるといいですよ。
例えば、
「◯◯の授業ではどのようなことをするのですか?」
「◯◯という実習があると聞きましたが、詳しく教えていただけますか?」
などのように具体的に質問すると、意欲的な姿勢をアピールできますよ。
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大学案内やWebサイトを見ればわかるような質問や、就職率・資格試験の合格率などを聞くのはあまりおすすめではありません。
特にありませんもNGですよ。
大学受験の面接で変わった質問がきたらどう対応する?
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中には面接で変わった質問がとんでくることもあります。
突然質問されるとびっくりしますよね。
大学受験の面接では変わった質問をされる場合があることも、念頭において面接に挑むといいかもしれませんね。
どんな質問をされるのか一例や対応の仕方を紹介します。
「あなたを色や動物に例えるとなんですか?」
「あなたが好きなものについてアピールしてください」
「隣の方の意見を聞いてどう思いましたか?」
「最近あった面白いエピソードは?」
「苦手な人や嫌いな人はいますか?」
「自分のキャッチコピーはなんですか?」
このような変化球のような質問がされるのには、
・緊張をほぐす
・素直な答えを聞き出す
・対応能力をみる
などの意図があります。
このような質問がきたら、内心すごく焦っても顔に出さないよう「慌てないこと」が大事です。
難しく考えず自分の言葉で素直に伝えましょう。
黙ってしまわないよう、困った時は、「少しお時間をください」と伝え考えをまとめてから答えてもいいですよ。
ですが面接官に待ってもらえるのは10秒程度なので、あまり時間をかけすぎないように気をつけてください。
まとめ
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大学受験の面接の基本的なポイントやよく聞かれる質問・変わった質問の例と回答のコツを紹介しました。
・大学受験の面接は短時間でアピールしないといけないため、「結論→具体的なエピソード(理由)→再結論の順で1分程度で答えられるようにしておくといい
・質問には、自分の言葉で具体的なエピソードを踏まえ話せるようにしておく
・変わった質問をされたら、慌てず沈黙にならないようにする
面接の答えの丸暗記はNGです。
面接官と会話することを意識して、自分の熱意を伝えましょう。
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