中学受験算数の伸ばし方のコツと間に合わないかもと感じた時の対策法をまとめました。
中学受験では特に「算数」を重要視する学校が多いです。
学校で習う算数は基本なのに対し、中学受験の算数はさらに読解力や思考力が必要な発展的な問題が多く出題されます。
そのため中学受験の算数に悩まされる人はとても多いんです。
そこで今回は、中学受験の算数を伸ばす勉強のコツや押さえておきたい単元、もう間に合わないかも・・と感じた時におこなう対策を紹介します。
中学受験算数の伸ばし方!勉強のコツと重要な単元
ではさっそく、中学受験算数を伸ばす勉強のコツとここは押えてほしいという単元を見ていきましょう。
中学受験算数を伸ばす勉強のコツ
中学受験の算数は、基本の算数を理解している事を前提に思考力が必要となる発展的な問題が多く出題されます。
途中の式や考え方など論理的に考えることや説明する力が求められるのです。
そのため、中学受験の算数を伸ばしたいと思ったら以下の3つをポイントに勉強しましょう。
計算力を付けて正答率を上げる
どんな文章題でも図形の問題でも、どの問題にも必要となるのが計算力です。
どんなに問題を理解していても、ここでミスをしてしまっては点数が取れないため計算力をつける必要があります。
また試験は発展的な問題だけでなく、必ず計算問題や基礎的な問題も出題されるため、
確実に点数をとるために計算力を付けて正答率を上げましょう。
高い計算力には「正確さとスピード」を高めることが重要です。
【計算力を付ける方法】
・ミスが多い場合は
ミスが多いなと感じる場合は、ミスをしている箇所を確認するために途中式を残すようにしましょう。
どこでミスをしているか都度確かめることで、ミスの傾向をつかむことができます。
・計算のスピードが遅い場合
まずは、計算をするのに自分がどれくらいの時間かかっているかを知ることが大事です。
そのため時間設定をして解く練習をしましょう。
また、一度に多くの問題を解こうとすると計算が雑になりやすいため、毎日少しずつ受験当日まで続けることをおすすめします。
復習を徹底する
受験勉強は先取りよりも「復習」が重要になります。
①習ったことをその日のうちに復習
②2〜3日後にもう一度復習
③模試などのテストが近づいてきたら復習
と少なくとも3回復習をすると定着しやすいと言われています。
もちろんできそうであればもっと復習してもOKです!
受験のための塾では、学校よりも早いスピードで授業が進んでいきます。
受験勉強での失敗の多くは、理解できていない状態で放置し、ついてけれなくなることです。
復習に力を入れて、学習したことを定着させましょう。
苦手はな問題は繰り返して苦手意識をなくす
苦手な問題はどうしても後回しにしがちですよね。
受験は1点の差で合否が決まる場合も多いので、できるだけできない問題は減らしていきましょう。
①基本的な問題から慣れる
②徐々にレベルを上げて難しい問題に取り組む
③繰り返し解く
苦手に対してはスモールステップで構いませんので、苦手な問題も繰り返し解いて、苦手分野を克服していくといいです。
中学受験算数を伸ばすために重要な単元
中学受験の算数は範囲がとても広く、確かにどれも重要です。
そんな中でも算数が苦手と感じているお子さんは、特に以下の単元を重点的に勉強することをおすすめします。
・比と割合
・速さ
・平面図形・立体(空間)図形
・特殊算
【比と割合】
この単元は、中学受験算数の大きな割合を占めているからです。
比と割合を十分に理解していれば、計算のスピードアップや全単元の応用問題にも活かすことができます。
比と割合が苦手なお子さんは、まず分数や小数などの基礎から固めていくといいですよ。
【速さ】
速さも中学受験で高得点に繋がりやすい単元になります。
ここでのポイントは、途中式や問題への考え方をしっかり記述できるようにしておくことです。
もし答えを間違えてしまっても、部分点がもらえる可能性があるからです。
また、「この問題の解き方を説明しなさい」などの応用問題が出されることもあるため、十分な理解ができるようにしておきましょう。
【平面図形・立体(空間)図形】
図形の問題は必ず出題されますし、応用問題が出される中学校も多いです。
図形の問題は、多くの問題を解いて様々なパターンの問題にどれだけ沢山出会ったかが重要になります。
どのパターンに当てはまるかすぐにひらめくよう沢山問題を解きましょう。
【特殊算】
特殊算にはつるかめ算や仕事算など、様々なパターンの問題があります。
しかも実際の試験では、つるかめ算を使って解きましょうなどの指示は一切ないため、
問題に対して解法が必要なのか自力で考える必要があるのです。
それには沢山の問題を解いて、問題をいろんな角度から見る癖を付けるようにしましょう。
中学受験の算数が間に合わないかもと感じた時にするべきこと
中学受験の算数がなかなか伸びない、このままでは間に合わないかも・・と感じた時は、以下のことをおこないましょう。
1.苦手を洗い出し徹底的に復習する
2.過去問の演習をする
苦手を洗い出し徹底的に復習する
まずは苦手の洗い出しが必要です。
苦手な部分があると成績はどうしても伸びません。
模試や実力テストなどでよく間違えている問題をピックアップしてください。
なにが苦手か洗い出したら、その苦手な部分を基礎まで戻って、何度も繰り返し問題を解きましょう。
簡単なものからでいいので繰り返すことが重要ですよ。
過去問の演習をする
効率的に勉強するには、過去問の演習がおすすめです。
学校のテストと違い入試はここから出題されますとの案内はありません。
どんな問題にも慣れることができ、どこが重要なのか理解できます。
また過去問を何回も解いていく中で、身についていないところをあぶり出すことができます。
解きっぱなしにならないよう、お子さんと復習する時間を確保しながらおこなってくださいね。
まとめ
中学受験算数の伸ばし方のコツと間に合わないかもと感じた時の対策法を紹介しました。
・中学受験の算数は「計算力を付けること」「復習を徹底すること」「苦手な問題も繰り返し解くこと」で成績が伸びていく
・中学受験の算数は、「比と割合」「速さ」「平面図形・立体(空間)図形」「特殊算」が特に重要な単元になる
・中学受験の算数が間に合わないかもと感じた時は、「苦手を洗い出しと復習」と「去問の演習」を徹底的におこなう
中学受験の算数についていけなくなる原因は、分からないの放置です。
分からないをなくし苦手を克服していくために、中学受験算数の勉強は、復習と繰り返し学習が大事!
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