小学校受験をお考えのご家庭では、毎日のスケジュール管理は難題ですよね。
お子さんに効率的に学習をさせたい、でも小さなお子さん相手のためなかなかシケジュール通りに進めるのが難しい・・
っとお悩みの方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、小学校受験に向けたスケジュールの立て方や夏休みの過ごし方について紹介します。
小学校受験に向けた毎日のスケジュールを効率的に立てるためには
そもそもなぜスケジュールを立てる必要があるの?
優先順位を付け効率的に学習するためには、スケジュールを立てる必要があります。
しかし、スケジュールはそれだけではありません。
前もってスケジュールを立てておくことで、お子さんの気持ちを学習に向けさせ、メンタル面でもお子さんの負担を軽くすることができるからです。
親の都合で、遊びを辞めて今すぐ勉強しない!と言ってもお子さんの気持ちは付いていきませんよね。
お子さんにも小さいながらに気持ちがあるため、スケジュールを立て準備をする必要があるのです。
では、小学校受験に向け、お子さんの学習スケジュールを効率的に立てるコツやスケジュール例、学習のすすめ方などを見ていきましょう。
小学校受験の毎日のスケジュールを立てるコツ
小学校受験に向けてスケジュールは、長期的に無理なくすすめられるスケジュールを組むようにしましょう。
ポイントはこちら。
・月単位や週単位でスケジュールを組む
・余裕のあるスケジュールで完璧を求めない
・お子さんが好きなことができる時間を作る
まずスケジュールは、学校行事や模擬試験、学校説明会などの予定をチェックします。
その後、月単位で大まかに、週単位で具体的にスケジュールを組みましょう。
その際は、予定を詰め込みすぎないよう余裕のあるスケジュールにするといいですよ。
小さなお子さんのため熱を出したり、一つの課題に思いのほか時間がかかったりする場合もあるからです。
そして完璧を求めないことが大事。
疲労が溜まると親も子もイライラしてしまい、学習を続けていくことできません。
小学校受験のためには、「続けていけていける」スケジュールを組むことが重要です。
学習ばかりではお子さんも息が詰まり、もう嫌だとなってしまうため、お子さんが楽しめる時間を作る工夫もしてあげてください。
小学校受験の毎日スケジュール例
小学校受験に向けた毎日のスケジュールの一例です。
《平日のスケジュール》
6:30 起床
朝食や身支度など
7:45 登園前に朝学習
幼児教室の宿題・復習
8:30 登園
15:30 帰宅
16:00 習い事・自由時間
余裕があればパズルや学習アプリなど遊び感覚でできる学習をするのもおすすめです
17:30 夕飯やお風呂、寝る準備など
20:30 就寝
寝る前に絵本の時間を作ると学習面だけでなく入眠儀式にもなるのでいいですよ
《休日のスケジュール》
6:30 起床
朝食など
8:00 学習時間
まずパズルや得意な分野ででウォーミングアップ
その後幼児教室の宿題や復習、ペーパー問題などに取り組みます
元気な朝の時間に苦手なものの学習や難易度の高いものを取り組むといいですよ
10:00 自由時間
12:00 お昼ご飯
13:00 幼児教室や午後の学習
午後の自宅学習は遊び感覚でできるもを
15:00 自由時間
17:30 夕飯やお風呂、寝る準備など
20:30 就寝
寝る前に絵本の時間を作ると学習面だけでなく入眠儀式にもなるのでいいですよ
なるべく規則正しい生活が送れるようなスケジュールを組みましょう。
学習は、お子さんも疲れていない朝の時間になるべくおこなうことをおすすめします。
また平日は幼稚園などで疲れているので、登園前に学習をすませ、無理のないスケジュールにするといいですよ。
そして、集中して学習ができるようにしっかり睡眠が取れるようなスケジュールにしてあげてください。
小学校受験に向けて効率的に学習をすすめるコツ
限られた時間でスケジュールをこなすのはとても大変!
お子さんが嫌だ・・となってしまわないためにも、効率的に楽しく学習をすすめられるようにしましょう。
そのためには以下のポイントを抑えて学習をすすめるといいですよ。
・学習の前にウォーミングアップをする
・得意、不得意なものをバランス良く
・短時間に区切りながらメリハリを付けて学習する
・隙間時間を活用する
まず学習を始める前にパズルや積み木などでウォーミングアップをすることで、ペーパー学習などがスムーズに取り組めます。
集中力も高まりやすいのでおすすめですよ。
特に土日の学習では苦手な部分を中心になんとかしたい!と思うと思いますが、苦手なところばかりを長時間学習しても効率が良くありません。
自己肯定感が下がり学習が嫌になってしまう可能性もあります。
苦手なところ、得意なところをメリハリ付けてバランス良く学習していきましょう。
また、小さなお子さんは長時間集中することが難しいです。
20分学習し5分休憩するなど、時間を区切って少しずつ学習するのもおすすめですよ。
そして、学習時間としなくても生活の中で学習を絡めることができる場面は沢山あります。
例えば
・送迎の時間にクイズやしりとり
・風呂の時間に数や言葉などの勉強
・一緒に買い物に行く時間を利用して季節を感じたり
など隙間時間を学習につなげることもできるのです。
学習アプリなどでゲーム感覚で学ぶのもおすすめです。
このように無理なく学習を進めることも効率的に学習する上で大事になてきます。
小学校受験に向けた夏休みの過ごし方
小学校受験までのスケジュールで特にどうしようと悩むのが夏休みですよね。
時間がたっぷりあり、学習をしっかりおこなうチャンスです。
では、夏休みはどのように過ごすのがベストなのでしょうか。
受験前の夏休みの過ごし方として、おこなってほしいことやポイントはこちらです。
・規則正しい生活
・達成感を味わえる経験
・自然の中で遊ぶ
・絵や創作の時間を作る
・体を動かす習慣を
・応用や過去問に取り組む
規則正しい生活
夏休みはついだらけてしまうことが多いですが、規則正しい生活を心がけましょう。
特に起きる時間と寝る時間が平常と変わらないように注意してください。
生活リズムが崩れると体調を崩したり集中力が低下しやすくなります。
達成感を味わえる経験
時間が取れる夏休みは勉強も大事ですが、達成感を味わえる経験をさせてあげることも大きな成長へ繋がります。
例えばスポーツや登山、料理など、お子さんが興味をもってやれることであれば何でも構いません。
お子さんにとって少し難易度の高めの目標を立て、親子で取り組みましょう。
頑張った経験がある子は受験へ挑む気持ちも、もう一段階上がりますし、
少し大人びた表情になり、受験の際も先生の目にも留まりやすくなるのではないでしょうか。
受験に必要な家族のチームワークも育てることもできるため、おすすめです。
自然の中で遊ぶ
キャンプや釣りなどの自然の中で遊ぶ機会を作ってあげるのもおすすめです。
幼児は体験したことからしか、基本的に理解することができません。
また、子供の好奇心も刺激してくれます。
そのため自然と触れ合った経験は、創作の分野や面接などでリアルな経験として効果を発揮してくれるでしょう。
絵や創作の時間を作る
お出かけした際に絵を描いたり、身の回りのものを使って工作をしたり、お手伝いをさせてあげるのでも構いません。
絵や創作の時間を作ることで、子供の想像力や創造性を伸ばしましょう。
小学校の中には、絵画や制作課題が試験に盛り込まれているところも増えてきています。
面接対策で時間がなかなかとりづらくなる前の夏休みは、「作る」時間を設けられるチャンスですよ。
体を動かす習慣を
夏休みに入ると体を動かす時間がぐんっと減ります。
受験に向けて体調管理をしたり体力をつけるためにも、体を動かす習慣を付けておくことをおすすめします。
少し体を動かすと集中力も高まるため、学習の効率を上げるためにもおすすめですよ。
応用や過去問に取り組む
そしてやはり学習面では、時間のある夏休みにじっくり応用問題や過去問に取り組みましょう。
苦手の克服をするのにもいい機会です。
苦手を克服し、応用問題に取り組んだら、どんどん過去問に挑戦していってください。
本番の試験に慣れることはもちろんですが、お子さんの自信につなげていくことができます。
まとめ
小学校受験に向けたスケジュールの立て方や夏休みの過ごし方についてまとめました。
・小学校受験に向けたスケジュールは、長期的に予定を詰め込みすぎないよう余裕のあるスケジュールにするといい
・効率的に楽しく学習できるよう、得意不得意な部分や学習時間にメリハリを付け、隙間時間に利用もしながら学ぶのがいい
・夏休みは規則正しい生活を基本に、様々な経験をさせてあげたり応用や過去問に取り組むのがおすすめ
スケジュールを立てることで、優先順位を付け効率的に学習し、お子さんの気持ちを学習に向けさせることができます。
なかなかスケジュール通りにすすまず焦ることもあるかもしれませんが、余裕を持ったスケジュールで
小学校受験に向けて楽しく効果的に学習していきましょう。
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