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国立小学校のメリット、デメリットって何?私立小学校との違いは?学費や抽選について徹底調査

小学校受験
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小学校受験と言えば、私立小学校のイメージが強いですが、国立小学校という選択肢もあります。

国立小学校とは、国立大学附属小学校のことをいいます。

国立大学の教育研究機関という位置づけなので、子供の自立を育む教育方針が定められています。

私立小学校とは違う点も多く、国立小学校のほうが子供を入学させたいという親の思い入れが強いです。

そんな国立小学校の受験についての基本情報をお伝えしてきます。

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国立小学校とは?

国立小学校は、全国に70校ほどある、国立教育大学や国立大学教育学部の附属小学校のことです。

  • この国立小学校に求められている目的・役割は、教員の研修の場としての「実習校」
  • 大学の研究理論を実践する「実験校」
  • 研究成果を公開提供する「リーダー的小学校」

の3つがあります。

地域の公立小学校に比べ、求められている目的・役割を果たすため、各地域で選抜された優秀な教員が集まっており、設備を含めた教育環境全てが整っていることが多くなっています。

国立小学校は、研究理論を実践する場でもあるので、教科書を使わない学習、体験学習など他の小学校では経験できない新しい教育を受けられる場所になっています。

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国立小学校のメリット・デメリットって何? 

私立でも国立でも小学校受験に対しては、メリットもデメリットどちらもあります。

受験するに当たっては、メリット、デメリットどちらもよく理解したうえで受験について考える必要があると思います・

国立小学校のメリット

国立小学校を受験する大きなメリットは3つあります。

一番大きいのは、私立小学校に比べて、受験料、授業料とも格安になることです

国立小学校は、公立小学校と同じで授業料は無料です。

私立小学校は寄附などが必要な場合がありますが、国立小学校は私立小学校に比べ、学校にかかる費用は少なくてすみます。

2つめは、国立小学校は研究の場として位置づけられているので、新しい形の授業を受けることができます。

3つめは、充実した外国語教育を受けられる点です。

大学で学んでいる留学生と交流したりすることで、幅広い視野や考え方を身につけることができます。

ほかにも、クラス担任による授業ではなく、教科担任制なので、専門知識に長けた先生から学ぶことができる。

生徒の自主性を尊重してくれる。

教育熱心な親とさまざまな面で秀でた子に出会える

学級崩壊のリスクがほぼないことなどがメリットとしてあげられます。

国立小学校のデメリット

どんなことでもメリットがあれば、デメリットもあります。

小学校受験でもそうです。国立小学校受験のデメリットにはどのようなことがあるでしょうか。

国立小学校は研究の場として位置づけられているので、新しい形の授業を進めていく場合もあり、教科書の内容にとどまらないことも少なくありません。

そのため、家庭や塾での学習のフォローが必要になってきます。また、教育熱心な保護者も多く、PTA活動などの保護者の負担が多くなります。

さらに子供のとっては、地元や近所の友達ができにくいこと、通学に時間がかかることがあげられます。

さらに受験に際しては、試験などで基準を満たしていても、最終的な合否がくじなどで決められてしまいます。

そして、私立小学校とは違い、学区が厳しく決まっていることです。

学区外に引っ越した場合、退学せざるを得ないことがあります。

私立小学校は中学校、高校、大学と内部進学することがほとんどですが、国立小学校の場合、内部進学できないことも少なくないです。

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国立小学校と私立小学校との違いは?

国立小学校と私立小学校との違いはどのような点でしょうか。違いを知っておくことは、受験する際に必要なことです。

国立小学校の特徴

国立小学校は、国が運営しています。

そのほとんどは国立大学の附属校となっており、小中一貫校となっています。

学費が公立小学校と同じで、基本的には無料です。

学費として必要なのは諸経費だけです。

給食はない小学校も多いです。

給食のある小学校の場合は給食費も必要になります。

使用する教科書は、校長が選びます。

私立小学校の特徴

私立小学校は、「学校を設立したい」と思う役員などで設置する学校法人が運営しています。

そのため、それぞれの学校法人による独自カラーが出やすくなっています。

その教育内容も学習指導要領に沿った内容となっていますが、自由度が高く、使う教科書も校長が選択します。

外国語、数学など特に力を入れる教科があったりします。

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国立小学校の学費って? 

国立小学校は、私立小学校とは違い、入学金や授業料はかかりません。

受験料も(検定料と言いますが)3300円と私立小学校より安くなっています。

必要な学費は、

  • 教材費
  • PTA会費
  • 積立金
  • 後援会費
  • 給食費

などになります。

教材費は学年ごとに異なり、進級時に納入する必要があります。

多くの国立小学校では、入学時は2万円前後、2年生以降は1万円前後であることが多いです。

PTA会費も月会費として1000円前後が必要となることが多いです。

積立金は、修学旅行や社会科見学などの費用に使われるものです。

低学年の場合、外部見学は少ないので納入することが少ないですが、4年生以降に月5000円から8000円前後の負担が必要になります。

これらの費用は公立小学校とほとんど変わらないです。

学校により制服だけではなく、学校指定のランドセルがあったりするので、その分の費用がかかります。

また、国立小学校特有の「学校後援会」の会費、後援会費が必要です。

これはPTAとは別の組織で、学校独自の行事などに必要な経費を募る団体となっています。

この費用も学校によって異なりますが、入会金、年会費が必要になります。

入会に関しては、学校により義務の場合と任意の場合があります。

受験前に公式HPなどで確認しておくといいです。

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国立小学校の抽選って?

国立小学校の受験システムに、抽選という不思議に思われるものがあります。

その理由は、公平を期して、生徒を集める必要があるからなのです。

国立小学校は、研究校をしての役割があります、そのため、優秀な生徒ばかりを集めてしまうと、その実験的な教育成果を公立小学校に応用することが難しくなってしまうからです。

さまざまな生徒を集めるため、背局的に抽選というシステムを取り入れています。

では、どのように抽選されるのでしょうか。

抽選の流れは、

  • 応募段階で行い学力検査後のもう一度抽選を行う場合の2回
  • 学力検査後の1回のみ行う場合があります。

そのため、いくら学力検査で優秀であっても、不合格になるケースが毎年見られています。

まとめ

国立小学校は、その目的・役割のため、私立小学校とは受験システムが異なります。

受験対策をしていても、最終的には抽選というシステムで合否が決定するので、ある意味運任せの部分があります。

小学校受験は、子供より親が中心となり、志望校を決めることになります。

そのため、ママ友や周囲の言葉の影響も受けやすくなったりします。

周囲の言葉やネームバリューだけで志望校を決めることのないよう、しっかりと考えて下さい。

それぞれの小学校のよさはたくさんあります。我が子が6年間通う学校です。

こんな教育を受けさせてあげたい、こんな教育が向いていそうなど子供が受けられる環境を考えて受験を決めることができるといいですね。

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