春になると自分の背中より大きくてピカピカのランドセルを背負った小学1年生を見て微笑ましくなりますよね。
私は毎年、「おっ1年生、かわいいなぁ~。」ってなってしまいます。(あ!全く怪しいものではないです!笑)
同時に見入ってしまうのが現代のカラフルでおしゃれなランドセル。
私達の頃は男の子は黒!女の子は赤!と2色だけが当たり前でしたが(歳がバレますねw)、
多種多様のこの時代、どんどんランドセルも進化しているようです。
質が上がっていること、物価も上昇していることからランドセルの値段もかなり上がっていると聞きますが、昔は一体どれくらいのお値段だったのでしょう?
昔と今で違うところってどんなところなのでしょう?
そんなわけで今回は昔と今のランドセルの相場などを徹底比較してみました!
ランドセルの相場ってどれくらい?
まずはやっぱり気になるランドセルの相場。
自分たちも含めてみんなどれくらいのお値段のランドセルを使っていたのでしょう?
過去30年間のランドセルの相場は以下のようになっています。
年代 | 相場金額 |
---|---|
30年代 | 3万円 |
2000年代前半 | 3万円 |
2000年代後半 | 5万円 |
現在 | 6万円 |
案外自分が使っていたランドセルのこと、知っている人少ないのではないでしょうか?
早速詳しくみてみましょう。
30年前のランドセルの相場って?
まずは30年前の相場です。
30年前というと1993年くらい。
ちょうどバブルが崩壊したころのようです。
ただランドセルの値段自体はバブル絶頂期からさほど変わらず、3万円代が相場だったよう。
形は今よく見る半かぶせタイプはほとんどなく、いわゆる「学習院型」と言われる全かぶせタイプが一般的。
子供が選ぶというよりは両親やおじいちゃんおばあちゃんにプレゼントしてもらうというのが普通でした。
2000年代~現在のランドセルの相場って?
続いて少し時代は進みまして2000年代です。
いわゆるギャル全盛期ですからね、カラフルなイメージがあるなぁと思いきや、あのイオンが24カラーという驚異的カラバリのランドセルを発売をしたのが2001年だそうです。
ただ相場は30年前とさほど変わることはなく3万円代だそう。
そこからだんだんとランドセルに使われる原材料の価格が高騰。
さらに少子高齢化がどんどん進み子供1人にお金をかけるように自然となっていったこと。
それらが原因となって2000年代後半から徐々に相場が上がり始め、2010年代には5万円代になっていきます。
そして現在の2020年代。
なんとランドセルの相場は6万円とのことです。
30年前の倍ですよ、かなりびっくりなお値段ですよね。
30年前はまだ消費税が3%でしたし、かなり高くなっていることがわかります。
昔と今で流行のメーカー比較
相場はなんとなくわかったところで昔と今のランドセルメーカーに関する流行の違いはどんな感じなのか見ていきましょう。
昔から現在まで人気の老舗ランドセルメーカーといえば以下3つのメーカーがなどが有名です。
「土屋鞄製造所」「池田屋」「鞄工房山本」
いわゆる工房系のお店で各所に職人さんの技術が反映され、こだわりを感じますよね。
個人的には「神田屋鞄製作所」のカルちゃんランドセルのCMが印象に残っていますし、今は廃業された「アトム」という会社も人気だったようです。
そこからだんだんと大手ランドセルメーカーの
「セイバン」「協和」「ハシモト」
といった会社が有名になり、その後
「イオン」「イトーヨーカドー」
などカラバリや独自のルート確保からの低価格提供から大手ショップのプライベートブランドも人気になり、
現在では大企業から中小企業それぞれがあの手この手でひしめき合う巨大市場となっているようです。
昔と今で流行の色比較
最後は見ていて楽しいランドセルの色を比較してみましょう。
やはり昔は黒と赤の2色が主流でした。有無を言わさず男の子は黒、女の子は赤でした。
ただこれは単純な男女分けの意味だけではなかったようで、昔は牛革に色を染める際、技術的にキレイに色が出るのが黒と赤だけだったそうです。
なるほど、現在のカラフルさは技術の向上も関係しているということなのですね。
先程言った通り、イオンが2001年に24色のランドセルを発売したことをキッカケに、現在では色の豊富さが当たり前になっています。
日本鞄協会 ランドセル工業会さんが出している2022年ランドセル人気色によると、
男の子の1位は「黒(58.4%)」
2位が「紺(17.6%)」
3位が「青(9.6%)」
黒が6割切ってますね。
女の子は1位が「紫/薄紫(24.1%)」
2位が「桃(21.0%)」
3位が「赤(17.0%)」
びっくり、1位は紫なんですね!確かに紫よく見かけます。
この30年でこんなにも変化するとは。。。相場よりも驚く時代の変化を感じます。
まとめ
昔と今のランドセルの相場など比較してみましたがいかがでしたでしょうか?
上に書いたこと以外にも、今のランドセルは基本的にA4サイズ対応で大きくなっているにも関わらず、軽量化や背負いやすさ、タブレット対応や安全性などさまざまな部分が改良され、30年前と比べるとかなり機能性がアップしています。
その上色やデザインが豊富で何より新一年生のお子さん自身がお気に入りを選ぶという点では30年前と比べるとランドセルの存在ってより大事な物になっている気がします。
相場が高くなっているのはある意味仕方のないことなのかもしれません。
ただどの時代でも6年間使う大事なカバンであることに変わりはありません。
ランドセルという日本のステキな文化、これからも大事にしていきたいですね。
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