子供にはたくさん読書をしてほしいとお考えのご家庭も多いかと思います。
小学校や中学校でも、朝読書の時間を設けていたり、年間目標読書数などを掲げて、積極的に読書習慣に取り組まれているところも多いですよね。
そんな子供の読書習慣について、実際に、子どもの発達に及ぼす影響ってどの様なものなのか、また小学校や中学校の子どもにとっての推奨される読書量なんかも、調べてみたのでご紹介したいと思います。
それでは早速どうぞ!!
読書習慣の効果、子どもの発達に及ぼす影響ってあるの?

皆さんのお子さんは読書していますか?お父さんお母さんはどうですか?
「本はたくさん読んだ方がいい。」「本を読むと頭が良くなる!」という話をよく聞きますが、日本人の読書量は全体的に年々減少しており、
高校生くらいの思春期ともなるとおよそ50%の子どもが読書はしないという研究結果もあるそうです。
そこで実際、読書をすることでどんな効果やメリットがあるのか、子どもたちの発達にどんな影響があるのか、調べていきたいと思います。
小学生の子どもの読書習慣効果

小学生の子どもたちはあらゆる五感を使って様々な物をたくさん吸収する時期ですよね。
そんな小学生の子どもたちが読書をするとどんな効果があるのでしょうか?
まず、本を読むことで小学生にとってはまだ習っていない漢字や言語、新しい語彙に出会うことができます。
新しいものを目にすることで集中力や知識が高まり、結果的に国語への興味に繋がります。
さらに物語を読むことで登場人物に感情移入したり、展開を予測したり、頭をフル回転させることになりますよね。
結果的に想像力アップにつながり、他人の感情を考える力が身につくので、コミュニケーション能力も上がると考えられます。
こんなに良いこと尽くめだと本読んでほしくなりますね。
低学年の子や小さいお子さんは、読み聞かせもいいですし読書が苦手な子は漫画でも効果があるみたいです。
「読む」ことを楽しめるようにさせてあげたいですね。
小学生の読書量の目安
それでは小学生の子どもたちはいったいどれくらい読書しているのでしょう?
現在、小学生の読書量の平均は月に9冊程度と言われています。
特に高学年の子どもたちは読書量が多い傾向です。
素晴らしいことですね。
それから読書量と比例して成績も上がっているというデータもあることから、まずは平均の月9冊以上というのを目標にするといいかもしれません。
中学生の子どもの読書習慣効果

次は中学生をみていきましょう。
中学生も小学生と同じように語彙や表現力など国語の力を身につけることができます。
さらに中学生は高校受験に向けての集中力アップや、進路を考える上で新しい知識や今まで触れなかった分野への興味心を育むこともできます。
やはり中学生にとっても読書はとても有意義なものになりそうですね。
中学生の読書量の目安
中学生の子どもたちの平均読書量は月に4冊くらい。
小学生と比べるとぐっと下がりますがこれはおそらく勉強や部活動などで忙しくなるためだと思います。
そして中学生になると本を全く読まない、いわゆる「不読率」も上がります。
ただ小学生と同じで、読書量と成績は比例するので、平均読書量くらいは読んでもらいたいところですね。
スマホなどを持つようになる年頃ですので、電子書籍を活用するのもいいかもしれません。
高校生から大人の読書習慣効果

最後に、高校生から大人が読書をしたらどんな効果があるのでしょう?
先ほどお伝えした「不読率」ですが、高校生からはなんと50%近くまで上がります。
平均読書量は高校生が1~2冊、大人はそれ以下という場合がほとんどのようです。
どうしても自分の時間を取れなくなってきますから納得の数字です。
ただ大人にも読書をすることで得られるメリットはたくさんあります。
読書は一定時間文字を追うことに集中するので、外からの刺激がシャットダウンされ気持ちが安定します。
自分の世界に入り込めるんですね。
それって現代ではかなり難しいことです。
夢中になって読み、気持ちが安定することで自己肯定感もアップします。
もちろん知識も増える。
大人になってもいいこと尽くめなんです。
高校生~大人の読書量の目安
まずは1日15分でいいので、読書タイムを早速作ってみましょう。
月に1冊でも読めたら「不読」でいるより、効果がかなり違うのではないでしょうか?
自分の時間を無理矢理でも作ることで得られるものが大きい気がします。
という私は月に3冊ほど読書するタイプなのですが、15分なんてすぐ過ぎてしまい30分~1時間経ってたなんてしょっちゅうです。
やはり夢中になったら実際止まらなくなるものです。
まとめ

読書を習慣づけることの効果や体への影響を調べてきましたが、いかがでしたでしょうか?
思った以上にメリットがたくさんありましたね。
今日から明日からほんの少しの時間でも読書してみよう!子どもたちに薦めてみよう!と思って頂けていると幸いです。
もちろん無理のないように、義務にならないように、ゆったりとした時間を自分にプレゼントするような気持ちで読書生活楽しんでいただけたらなぁと思います。
子どもたちには絵本や漫画、電子書籍等を駆使してこちらもまた押しつけにならないように気を付けてくださいね。
皆さんが素敵な本に出会い、素敵な時間を過ごせますように。
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