「英検ジュニア」とは、もとは「児童英検」といい、小学生以下を対象としているリスニングテストです。
英検と英検ジュニアでは異なった点があり、英検ジュニアには筆記の問題が一切なくオンライン受験が可能なのが魅力!
イラストなどをマウスでクリックして答える内容なのでゲーム感覚で受験することができますよ。
ブロンズレベルでは筆記がなくリスニングのみなのでアルファベットが書けない、読めないお子さんでも受験することができ、お子さんが楽しく英語を学び、異文化の理解や興味を深めることが目的とされています。
今回は、そんな英検ジュニアのブロンズの合格ラインや勉強方法、難易度を徹底調査し3歳でも合格できるのかなどを解説いたします。
英検ジュニアに興味がある方、お子さんに受験させようとお考の方のお力になれれば幸いです。
英検ジュニアとは?英検との違いや受験方法
そもそも英検ジュニアとはなにか、英検との違いや受験方法についてみていきましょう。
英検ジュニアと英検の違い
英検ジュニア | 英検 | |
試験実施方法 | リスニング試験のみ | リスニングとリーディング |
出題内容 | 学習指導要領に対応した内容 | 中学1年生レベルの内容から大学中級レベルの内容 |
受験方法 | オンラインでどこでも受験が可能 | 英検の試験会場 |
合否判定 | 合否判定なし | 合否判定あり |
英検ジュニアは英語に慣れ親しむことが目的です。
英検ジュニアは、子どもたちが英語に関心を持てるように作られているため、英検と違い何かに有利なるとうような資格が取れるわけではありません。
英検ジュニアを一つの目安とし、英語を好きになる自信が持てるようになるためのツールとして利用するのが良いでしょう。
英検ジュニアの受験方法
受験方法はオンライン受験が可能ですが、ペーパーでの受験もできます。
どちら試験時間は30分ですが、どのような違いがあるのか比較してみました。
オンライン版(ブロンズ) | ペーパー版(ブロンズ) | |
試験会場 | オンライン環境があればどこでも可能 | グループ会場 |
受験料 | 2,300円 | 2,500円 |
テスト結果 | 受験後すぐ | 郵送にて通知 |
ペーパー版は試験会場にて受験なので未就学児や小さいお子さまだと難しい場合がありますが、オンライン版の場合は自宅でいつでも受験できるのがメリットですね。
しかし、自宅のパソコンやタブレットの音量や充電にはご注意ください。
成績表と証明書はペーパー版、オンライン版ともに試験終了後3週間ほどで郵送されます。
家庭学習で子供のモチベーションを保つのはなかなか難しいところですが、証明書のような賞状がもらえことで、子供のモチベーションを上げることができるのも嬉しいポイントです。
『英検ジュニアのブロンズの合格ラインは』
英検ジュニアでは、合格、不合格ではなく「正解率」で結果が表示されます。
英検ジュニアの運営元の考えで「子供に『できた!』という喜びを実感させたい」ということを目的としているためです。
英検ジュニアでは、以下3つの段階でグレードが分けられています。
- ブロンズ
- シルバー
- ゴールド
では次の段階に進むためにはどれくらいの正解率が必要なのでしょうか。
ブロンズの問題数は全部で40問です。
そのうち32問以上正解の正解率が80%以上で次のグレードに進むことができます。
英検ジュニアの難易度は?受験する目安
英検ジュニアの難易度や受験の目安についてみていきましょう。
英検ジュニアの難易度
ブロンズ | 小学1・2年程度 | 基礎単語がある程度理解できている |
シルバー | 小学3・4年程度 | 一般的なやりとりが理解できる |
ゴールド | 小学5・6年程度 | 英検5級レベルのリスニングができる |
【ブロンズの難易度】
英語検定ジュニアの中で、ブロンズは入門レベルです。
ブロンズの必要なレベルの目安は英語学習始めてから、半年~1年程度のようですが単語が聞き取れれば、リスニングのみの試験ですので英語が読める必要はなくて大丈夫なようです。
しかし、試験だけあって、ある程度の英語学習はやはり必要になります。
ブロンズでは、物事の確認、紹介、同意、あいさつ、好き嫌い、感謝、依頼など基礎的な英語がある程度理解できていれば80%の正答率を狙えるのではないでしょうか。
具体的には、以下の内容が理解できているかが受験の目安です。
- 英語で簡単な挨拶ができ返事が返せる
- 短い会話の文章を聞いて、内容を理解できる
- 英語で簡単な物の名前を理解できる
このようにリストアップすると難しく感じますが、子供の吸収力は非常に優れているので意外とクリアすることができるようです。
テスト内容はイラストを見て、リスニングで流れてきた英語と合っている番号に〇をつけるといった問題なので、パソコンの操作方法を理解できていれば小さいお子さまでも取り組めるような問題になっています。
またブロンズには、次のような単語や文法が出てくるため参考にしてください。
- 食べ物、動物、色、時、天候、数、体の部分、乗り物、日常生活の動作など、表現の英語
- あいさつの表現
- Do you like ~ ?
- Can you ~ ?
- I am ~ .
- What is ~ ?
将来的に英検を受験するつもりがあるお子さんは、英検ジュニアを英語学習のきっかけにして勉強していくのがおすすめです。
また、参考にシルバーとゴールドの難易度についても簡単にご紹介します。
【シルバーの難易度】
シルバーは少しレベルが上がり、アルファベットの音の聞き分けや基本的な動詞の意味を理解している必要があります。
- 受け答えの仕方
- on, in, under, byの意味
- アルファベットの音
- 基本的な動詞の意味
このような内容がある程度理解できていることを目安にしてください。
【シルバーの難易度】
シルバーでは、疑問文に使う5W1Hを理解している必要があります。
またリスニングに関しては、英検5級レベルが必要となるため、かなり難易度が上がりますよ。
- 質問に対する適切な答え方
- 会話の内容を把握
- 物語の内容を把握
英検ジュニアを受験する目安
英検ジュニアの3つのグレードを受験する目安は以下通りです。
ブロンズ:初めて受験する小学校低学年が対象
シルバー:ブロンズの受験結果が80%以上正解した児童または小学校中学年が対象
ゴールド:シルバーの受験結果が80%以上正解した児童または小学校高学年が対象
このようにみるとブロンズはレベルが高いように見えますが、英語を家庭学習している未就学児のお子さんなら十分チャレンジする価値はあるようです。
英検ジュニアは3歳でも受験は可能ですか?
英検ジュニアのブロンズは、何歳なら合格できるなどの明確な基準はありません。
2歳でも合格できている実績があるので、もちろん3歳でも合格することは可能だと思います。
しかし、やはり合格は年齢だけのことではなく英語の学習をどのくらいしてきたかが大きく関係してくるようです。
- テストという環境に慣れている
- 自分でテストを受けることができる
- 集中してテストに取り組める
- 英語を聞き取れて、理解している
上記のことは最低限できていることが年齢に関係なく重要なようです。
『英検ジュニアのブロンズの勉強方法は?過去問の入手方法』
経験ジュニアの効果的な勉強方法や過去問はありのかについてみていきましょう。
英検ジュニアの勉強方法
英検ジュニアの勉強方法は、公式サイトで有料の学習コンテンツがあります。
学習コンテンツでは以下のような内容を学習することができますよ。
- ドリル
- 模擬テスト
- テスト対策
- リスニング学習
本番でもパソコンでマウスを使うので、あらかじめマウスを使う練習ができるのでこの学習コンテンツを利用することはおすすめです。
では、ブロンズの学習コンテンツの詳細をみていきましょう。
【フルパック(学習コンテンツと試験のセット)】
有効期限1ヵ月:3,900円 有効期限3ヵ月:5,400円 有効期限:6ヵ月:7,300円
【内容】
・ドリル ・ゲーム ・模擬テスト ・カードアルバム ・英検ジュニア試験(1回分)
※試験は有効期限内ならいつでも受験科
※延長可能(別途費用)1ヶ月¥1,500、3ヶ月¥3,000、6ヶ月¥5,000
【学習コンテンツのみ(試験は別途申し込み必要)】
有効期限1ヵ月:2,000円 有効期限:3か月3,900円 有効期限:6ヵ月:6,000円
【内容】
・ドリル ・ゲーム ・模擬テスト ・カードアルバム
学習コンテンツは1日無料体験が可能なので無料体験でお子様が英語に関心をもつきっかけになるといいですね。
公式サイトの学習コンテンツに合わせて、市販の参考書での学習もおすすめです。
参考書ならちょっとした待ち時間やどこでも学習することができより学習を強化することができます。
「英検ジュニア」の参考書が出ていますので、お子さまが興味を持ちそうな参考書を見つけてみてください。
過去問題はどこから入手する?
現時点では残念ながら「英検ジュニア」には過去問がありません。
公式サイトの学習コンテンツか参考書での学習方法しかないのですが、公式サイトでサンプル問題を学習することができます。
サンプル問題は何度でも無料でチャレンジすることができるので、初めて英語を学習するお子さんでも繰り返し学習することができるので嬉しいサービスですね。
英検ジュニアの合格ラインや勉強方法 まとめ
今回は、英検ジュニアブロンズの合格ラインや勉強方法、難易度を徹底調査し3歳でも合格できるのかなどを解説いたしました。
・英検ジュニアと英検は試験内容や実施方法が違い、英検ジュニアはリスニングのみでオンライン
・英検ジュニアには合否判定がなく、正解率が80%以上で次のグレードに進むことができる
・英検ジュニア(ブロンズ)の難易度は、物事の確認、紹介、同意、あいさつ、好き嫌い、感謝、依頼など基礎的な英語がある程度理解できていれば80%の正答率を狙える
・英検ジュニアの勉強には、公式サイトにある有料の学習コンテンツがおすすめ
英検ジュニアを受験することで、お子さまの現時点での英語力を把握できるため、自信をもって英検への学習に進むことができる、きっかになると思いました。
いきなり英検の学習をはじめて「英語が嫌い」になってしまうことを、英検ジュニアならゲーム感覚で楽しみながら英語学習ができるので「英語が大好き」という気持ちをもって意欲的に学習することができるのかなと思いました。
気軽な気持ちでたくさんのお子さんに挑戦してみて欲しいです!
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